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【UFC FOX15】嫌な相手ステーリングに対し、水垣が最初の5分間に心掛けるべきは……

Takeya-Mizugaki【写真】写真の時のような想いはもうコリゴリ。度胸で乗り切る水垣だが、誰がつけたかインテリジェンス・スナイパー的なファイトを初回に徹底してほしい (C)MMAPLANET

18日(土・現地時間)、ニュージャージー州ニューアークのプルデンシャル・センターでUFC on Fox 15「Machida vs Rockhold」が開催され、日本から水垣偉弥が出場する。

昨年9月のドミニク・クルーズ戦の完敗から半年、再び日本のエースが動き始める。対戦相手のアルジャメイン・ステーリングは東部の名門セラ・ランゴMMA所属で元D-3オールアメリカンレスラーだ。戦績は10勝0敗、UFCではコディ・ギブソン、ウゴ・ヴィアナに勝利している。

25歳、若くて怖いモノ知らず云々という部分より、スタイル的に見ても嫌な相手だ。バンタム級としては大きく、オーソ中心だがサウスポーでも構え、離れては前蹴り、ハイキック、ローと蹴り技を使いわけ、オーバーハンドから組み付いてそのままテイクダウンという戦い方もできる。クリンチも即ヒザ蹴り、離れてパンチを放つなど組みと打撃が途切れることがない。加えていえば、綺麗な打撃でなくパンチはこねるような打ち方で、蹴りもバランスは決して良くない独特のリズムにも警戒が必要だ。

そんななかで一旦テイクダウンを奪うと、ステーリングはしっかりとテイクダウン、立たせておいてバックコントロールに移行し、グラウンドに持つこむ術にも長けている。打ち合うことのない打撃、隙があればテイクダウンを狙う。そして、スクランブルのなかでダースチョークを見せるなど、サブミッションも含めコントロールが巧い。

殴り合いで負けない水垣だが、果たして殴り合いができるか。水垣はスプロールでも強い、ただし連続で組まれると印象は悪くなる。打ち合わない、最後は組めばよしという相手に如何に打撃戦主体の自分の戦いでペースを掴むことができるのかが、水垣にとって最重要課題だ。そのような展開では、当てる打撃の重要性が増してくる。相手のペースに持ち込まれないために、強いパンチを当てたい。それは当然だが、だからこそステーリングも容易に反応してくるだろう。

ゴチャゴチャとした組みと打撃が織り交ざったステーリングとの戦いの中で、水垣が心掛けるべきは自らの攻撃で攻防を終えること。特に初回はダメージを与えることよりも、当てて離れる。当たっても次に行かない。徹底的にテイクダウン狙いは防いて、印象点を稼ぎたい。10連勝中、負けなし。嫌なデータだ。ただし、このような数字に拘る必要はない。水垣は19勝7敗や、20勝8敗でもずっとステーリングよりタフな相手と戦ってきた。

そして、自分のペースに巻き込んで戦うステーリングは、オクタゴンでは相手の攻撃を効かされ経験がない。水垣の一撃を受けて、これまで通りの戦いができるのか。その効かす攻撃の布石として、先に挙げた攻防の最後を自分の攻撃で終えること。最初の5分、ストレスなく自らに課す我慢を強いてほしい。

水垣の一撃を食らっても、同じリズムで戦えるなら非常に厄介なステーリングはトップ5級の強豪といえるが、そんなファイターはUFCでもごく一部。自らの良さを出すため、立ち上がりの5分にキャリア最大限の集中力が必要な日本のエースだ。

■ UFC FOX15対戦カード

<ミドル級/5分5R>
リョート・マチダ(ブラジル/2位)
ルーク・ロックホールド(米国/4位)

<ミドル級/5分3R>
ジャカレ・ソウザ(ブラジル/1位)
クリス・カモージ(米国)

<フェザー級/5分3R>
カブ・スワンソン(米国/5位)
マックス・ホロウェイ(米国/9位)

<女子ストロー級/5分3R>
フェリース・ヘリッグ(米国/8位)
ペイジ・ヴァンザント(米国/10位)

<ライト級/5分3R>
ジム・ミラー(米国/13位)
ベニール・ダリューシュ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
オヴァンス・サンプレー(ハイチ/8位)
パトリック・カミンズ(米国/15位)

<ライトヘビー級/5分3R>
コーリー・アンダーソン(米国)
ジャン・ヴィランテ(米国)

<バンタム級/5分3R>
水垣偉弥(日本/6位)
アルジャメイン・ステーリング(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ジョージ・サリバン(米国)
ティム・ミーンズ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ディエゴ・ブランダォン(ブラジル)
ジミー・ヘッテス(米国)

<ミドル級/5分3R>
エディ・ゴードン(米国)
クリス・デンプシー(米国)

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