この星の格闘技を追いかける

【on this day in】3月03日──2012年

03 03 12【写真】これでもタップせず、ちょっと使用を控えたい写真の段階になってレフェリーが試合を止めた (C)GONGKAKUTOGI

Strikeforce
@オハイオ州コロンバス、ネイションワイド・アリーナ
「ロンダ・ラウジーとミーシャ・テイトの最初の試合。彼女たちの戦いは、今、振り返るとたった1Rで決着がついたとは思えない、濃密な4分27秒だった。MMAに女子も男子もないと思っている。思っているからこそ、質量で上回る男子の試合を女子MMAより一段上に見ていた。同時に、本当に頑張っていた一部の女子選手に申し訳ないが、完全に作り手サイドの問題で、女子だからといって誌面を割く輩に対しては、心の底から嫌悪感を持っていた。試合の質が、存在感を生む。そんな女子MMAも本場は北米に移り、マルース・クーネンからジナ・カラーノ、クリス・サイボーグを経て、ロンダ時代を迎えた。ロンダは凄まじい存在感を放っている。彼女のように良い意味で期待を裏切る戦いを魅せることができるチャンピオンは、UFCといえども(僕の中では)ジョゼ・アルドぐらいだ。マルースやジナ、サイボーグにないロンダの幸運は、ミーシャの存在だった。完全に腕が伸び、明らかにヒジから先がおかしな方向に曲がっているのにタップもしない。そんな気持ちの入った=女子MMAで成功を収めようとしている好敵手がいたことで、ロンダは個人でなく──試合というパッケージ=MMAで勝負できるプロフェッショナル・ファイターになれた。ずば抜けた存在になってしまったロンダ。対してミーシャはキャット・ジンガーノに敗れ、サラ・マクマンには変テコな判定で勝利した。だからこそ、ホーリー・ホルム、ベチ・コヘイア、サイボーグ、マクマンとの再戦に興味がわく。こうやって考えると、UFC女子バンタム級を引っ張るのは間違いなくロンダだが、その屋台骨を支えているのはミーシャなのではないだろうか」

on this day in──記者生活20年を終えた当サイト主管・髙島学がいわゆる、今日、何が起こったのか的に過去を振り返るコラム。自ら足を運んだ取材、アンカーとして執筆したレポートから思い出のワンシーンを抜粋してお届けします。

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