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【UFC152】初代フライ級王者はジョンソン、べナビデスを判定で撃破

2012.09.23

<UFC世界フライ級王座決定戦/5分5R>
デメトリウス・ジョンソン(米国)
Def.判定2‐1:48-47、47-48、49-46
ジョセフ・ベナビデス(米国)

試合はベナビデスのローでスタート。ジョンソンは組みついてきたベナビデスをいなそうとしたが、ヒザ蹴りを受ける。距離を取った両者、ベナビデスは右を振るいながら前へ、ヒザを見せてジョンソンを逃さない。頭が下がったベナビデスにヒザを返すジョンソンは、首相撲からボディにヒザを入れて距離を取る。

サウスポーにスイッチしたベナビデスに、右をジョンソンが放つ。ベナビデスのテイクダウン狙いをスプロールしたジョンソンが、立ち上がり際に蹴りを見舞うも空振りに。残り2分、ベナビデスが再びジョンソンはケージに押し込み、離れ際にパンチを狙う。オーソから右を打ち、サウスポーに変化して組みつくベナビデス、距離ができると右ボディアッパーをヒットさせた。

ジョンソンは右ローで奥足を狙うも、ベナビデスの右が伸びる。ケージ際で組&打撃の攻防が続くが、決定的なシーンはない。と、ラウンド終了間際にバックを許しそうになったベナビデスが、前方回転からヒザ十字を狙ったところでタイムアップとなった。このラウンドは、アグレッシブさで優ったベナビデスのものか。

2R、オーソから前に出てローは放つベナビデス、右から組みつくもジョンソンはヒザから距離を取る。サウスポーから右ジャブの連打、左ハイと前に出るのはベナビデス。ベナビデスは右を打ち込むが、ジョンソンはローやボディへのヒザで試合を組み立てている模様だ。下がるジョンソンを追いかけて、ベナビデスがパンチから組みつくと言う展開が続く。ジョンソンの左ストレートに左ハイを合せたベナビデス、ローシングルは決まらないが、サウスポーから右をヒットさせた。

執拗にテイクダウンを狙うベナビデス、その合間にパンチが徐々にヒットし始める。一方のジョンソンはディフェンス主体で攻撃の機会が訪れるのを伺う。オーソに構えたジョンソンは、サウスポーのベナビデスの左から、ローを繰り出したことで右を受ける。サウスポーに戻したジョンソン、ここで2回が終了し、この回もベナビデスのものか。

3R、サウスポーからサイドキックまで見せたベナビデスは、ジョンソンの引っかける右で左目じりをカット。ジョンソンはベナビデスの蹴りをキャッチして組みついていくが、ベナビデスが逃れる。やや動きを落したようにも感じられるベナビデスに対し、ジョンソンの左から右が顔面を襲う。クリーンヒットは許さないベナビデスが、明らかに動きが少なくなった。しかし、ジョンソンのローをキャッチしたベナビデスはジョンソンの背中についていく。胸を合せたジョンソン、左目を気にするベナビデスがレフェリーにアピールするも、続行を命じられジョンソンが距離を詰める。

ジョンソンの左から、右を受けたベナビデス、テイクダウン狙いをスプロールしたところで、右が大きく伸びてくる。このラウンドはジョンソンが、取り返した。4R、ジョンソンは右ローを打ち込み、さらにスピードが増したように感じる。バックの攻防から、離れ際に両者パンチを振るうなど、MMAならではという攻防が続くなか、ベナビデスの右でジョンソンが姿勢を乱す。テイクダウンを狙ったジョンソンにギロチンを仕掛けたベナビデスは、一度は前方に回転されそうになったが、踏みとどまりマウントを奪い、絞め続ける。

ギロチンは浅くなったが、マウントをキープしようとしたベナビデスに、ジョンソンはヒールフックを仕掛ける。体を捩じり、トップをキープしたベナビデスがパスガードに成功。ジョンソンはケージを蹴って、体を捻り立ち上がる。胸を合せてケージに詰めるベナビデスが、反り投げのように後方に倒れ込むが、トップを取ったのはジョンソン。さらにバックに回り込んだジョンソンだが、ベナビデスが胸を合せて距離を取り直す。

ベナビデスの左ストレートに、抜群のタイミングでテイクダウンを仕掛けたジョンソン。ベネビデスはスイッチから胸を合せて立ち上がるも、残り30秒でダブルレッグでテイクダウンを許す。今度はサイドに回ったジョンソン、ボディにパンチに落しながらラウンド終了時に盛り返した。最後はジョンソンの攻勢が目立ったか、パンチでバランスを崩したのはベナビデス、終盤の反撃の印象点でごまかされなければ彼のラウンドのようにも思えるが……。

最終回、オーソに構えたベナビデスは右ハイを空振り、サウスポーに構えてパンチを打ちこむも、ジョンソンはダブルレッグから大きく抱え上げてスラムへ。さらにバックを取ったジョンソンが、後方からハイキックを狙う。

動きが落ちないジョンソン、ベナビデスはパンチが手打ちになりつつある。右ジャブを連続で見せ、ガードを下げて出入りの良さを強調するジョンソンが再びテイクダウンを決めて、サイドへ。がぶりからヒザを入れるジョンソンが、試合を支配する。頭から前に出てくベナビデスに対し、ジョンソンはしっかりと攻撃を見切り、テイクダウン狙いもスプロールする。ジョンソンはシングルレッグを仕掛けるが、これはベナビデスも防御。

残り1分となり、ローシングルを仕掛ける両者。組みつけたのはジョンソンで、ケージにベナビデスを追い込むと、スピニングバックフィストも余裕を持ってかわしていく。最後は距離をコントロールし、タイムアップとともに勝利をアピールしたジョンソン。ベナビデスも疲労困憊の様相ながら、両手を挙げる。最終回はジョンソン、ジャッジが4Rをどのように判断するかが、ポイントとなってくるか。

ジャッジの裁定は49-48で二人のジャッジがジョンソンとベナビデスに分かれると、最後の一人は49-46でジョンソンを支持し、初代UFC世界フライ級王者に輝いた。

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