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【UFC175】サントスがカモージのリーチに負けず、TDで判定勝ち

2014.07.06

<ミドル級/5分3R>
ブルーノ・サントス(ブラジル)
Def.2-1:29-28, 29-28, 28-29
クリス・カモージ(米国)

サウスポーのカモージ、まずは右手とサントスの左手を合わせる展開が続き、左ハイを放っていく。距離を詰めたカモージがロー、サントスもローを返す。サントスはカモージの左ハイをブロックして、右を振るう。リーチで劣るサントスが、機を見て一気に踏み込む。カモージは前蹴りから右ストレートを伸ばすが、サントスは組みついてケージに押し込む。カモージはオーバーフックからヒザをボディに突き上げ、距離を取り直した。

直後に、再びカモージのパンチに組んでいったサントスは、両ワキを差して小外刈り、さらに大内刈りを仕掛ける。カモージも内股を一瞬仕掛けるなど、ケージ柔道からサントスがダブルレッグへ。テイクダウンには至らず、このままケージ際の組み合いがラウンド終了まで続いた。

2R、カモージの左に大振りのフックを打ち込んだサントスが、ヒザ蹴りをキャッチしてスラムのようにテイクダウンを奪う。サントスはパスを伺いながらパンチを入れる。残り半分でパスに成功したサントス、カモージが足を戻し、その後もパスの攻防が続く。フルガードに取られたサントスは、パンチを入れるとまたもパスへ。カモージは足を戻して立ち上がったが、すぐにボディロックからテイクダウンを許し、勢いのあるパウンドを浴びた。

最終回、右ジャブを伸ばすカモージに、サントスは右ストレートを放っていく。カモージはローを蹴り込むも、パンチは空を切る。サントスの勢いのあるパンチやテイクダウン狙いを切りながら、カモージが時折りパンチをまとめる。攻勢を握りそうになったカモージのヒザ蹴りにダブルで組みついたサントスが、肩に乗せてテイクダウンへ。たまらずケージを掴みそうになったカモージは、そのままテイクダウンを許す。それでもカモージはキムラロックからスイープを狙い、サントスの動きに合せて立ち上がる仕種を見せる。

テイクダウンに拘るサントスに対し、カモージは背中をつけてキムラへ。これが決まらないと見るや、立ち上がってスタンドへ。打撃戦を望んだカモージは、ヒザ蹴りにここでもダブルレッグを合わされてテイクダウンを取られる。カモージは最後までスイープを仕掛けるなど、下から対抗したが、タイムアップに。果たしてジャッジはこのラウンドをどのように判断するのか。結果、スプリットでサントスが判定勝ちした。

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