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【TPF8】膠着の末のエルボー結着、ロワゾー新王者に

2011.02.19

<TPFミドル級選手権試合/5分5R>
[挑戦者]デヴィッド・ロワゾー(カナダ)
Def.5R1分12秒 by TKO
[王者]レオポルト・セラォン(ブラジル)

ルタリーブリ出身の王者セラォンに対し、挑戦者ロワゾーはケージ中央から後ろ回り蹴りを見せる。王者のローに、ハイを返すロワゾー。スタンドでは挑戦者に分がある。セラォンは、右ハイを見せ、ロワゾーのローに合わせて組みついていく。

テイクダウン狙いではなく、引き込むために組みついた王者は、そのままカンヌキの態勢になりフックガード。さらにラバーガードを狙っていく。ハイガードでしがみつく形のセラォンに有効なパウンドを落せないロワゾー、ようやく足を振り払い上体を起こす。直後にハイガードのなかにロワゾーを引き入れるセラォン。ロワゾーのパウンドをよけ、ラバーからオモプラッタを狙うが、ここで初回が終了する。


2R、組みつかれないように回転系のパンチ、蹴りを見せるロワゾーだが、噛み合わない展開が続き、レフェリーが注意を与えた。直後に、セラォンがテイクダウンに成功する。しかし、スクランブルの状態から、ロワゾーはバックへ回りこむことに成功する。ガードを取ったセラォンは再びハイガードで動きを止めに掛かり、そのままの態勢で2Rが終了した。

3R、テイクダウン狙いから引き込み、ここでもハイガードの攻防となった両者。左足を引き寄せて、ロワゾーを封じ込めるセラォンだが、レフェリーがブレイク。直後に組みついたロワゾーに対し、引き込みからセラォンは同じ態勢を狙う。果敢にパスを狙うロワゾーを、クローズドガードで固定し、下からパンチを入れるセラォン。ロワゾーは上体を起こして、勢いのあるパウンドを落すが、またしてもクローズドガードに引っかかる。

4R、左ハイを放つロワゾー、距離が甘くクリーンヒットとはならない。90秒が経過したころにテイクダウン狙いから、セラォンが引き込む。ここでもハイガードを取る王者だが、レフェリーが早々にブレイクを命じる。再開後、今度はロワゾーが組みつき、ケージにセラォンを押しやると、王者は自らしゃがんで亀の態勢に。バックに回ったロワゾーだが、ヒザをボディに落とす以外、攻めあぐねていると、セラォンはすぐにガードの態勢を取る。このラウンドも、王者のガードワークで試合は動きがなくなった。

最終回、スタンドで蹴りを見せる挑戦者に対し、すぐに引き込んだセラォン。組みつく動作を省いたこともからも、相当体力が消耗していることがうかがえる。スタミナ切れは、ハイガードでロワゾーの上体を引き寄せる力を奪い、思うように膠着状態に持ち込めない。と、上体が自由になったロワゾーが左エルボーを連続で落とす。

一連のヒジ攻撃で、顔面に真っ赤に染まったセラォン。レフェリーがドクターチェックを要請すると、試合続行不可能と判断され、ロワゾーが新TPFミドル級王座に就いた。

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