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【Pancrase313】前修斗世界チャンプ、松本光史出場決定。ロックオンされた久米の反応は──

Matsumoto【写真】久米との再戦へ向けて、どのようなパンクラス・ロードを進むことになるのか (C)MMAPLANET

18日(火)、東京都新宿区のパンクラス事業本部で4月12日(日)に東京都江東区の新木場スタジオコーストで開催されるPancrase313への出場が決まった前修斗世界ライト級チャンピオン松本光史の記者会見が行われた。

同大会で松岡嵩志と対戦することが決まった松本はパンクラス参戦理由を「修斗では環太平洋を合わせて2年ぐらいベルトを持っていて、同じ相手ともやっています。そういう意味でもなかなか次の相手がいないところがありました。ONEで久米選手と戦って負けてしまったのでフレッシュな気持ちで、もう一度パンクラスに上がって久米鷹介とやりたいという気持ちでやりたいと思いました」とまず松本は語った。


また一部でパンクラスはダナ・ホワイト・チューズデーナイト・コンテンダーシリーズ・アジアへの有力な窓口になるかもしれないという噂もある──パンクラス参戦に、松本は「そういう話があることは、今聞いたばかりです。それがどういうものか理解していないので、根本は自分が強くなることが一番。強いと思えたこともないし、参戦することで強くなれるのであればやりたいです。ただパンクラス参戦を決めたのは久米っていう強い選手がいるからで、そこに向かっていけるなら良いなと思います」とあくまでも目標は久米の首であることを明言した。

さらにパンクラス・ライト級戦線に関しては、「キングが久米選手で、ケガをしてしまいましたがソリホン選手、その下も松岡選手もそうですが、上迫選手とか粕谷選手とか一筋縄ではない強い選手が揃っている。どういうマッチメイクが組まれるか楽しみです」と言いつつ、前暫定王者サドゥロエフ・ソリホンに関して改めて印象を尋ねられると「何でもない打撃で意識を断つような力を持っていますが、久米選手の総合力には勝てないんじゃないかと思っている。そのへんと組まれるのも対策を考えるのも楽しいし、やってみたい気持ちも凄くあります」と、ここでも久米がトップであるという考えを繰り返した。

3月大会で組まれている雑賀ヤン坊達也✖林源平の暫定タイトル戦に出る両者に関して、「まずはソリホン欠場は残念でした。その2人の試合は見ていないので、何とも言えないのですが……暫定でやるので強いだろうし、まぁ見に行こうと思います」と発言するに留めている。

そんな久米との対戦を実現させるには「単純にパンクラスファンから『久米より強いでしょ』と思われるパフォーマンスを見せることですね。勝ってランキングをあげて1位になったら絶対にやらせてくれというのも面白くないし、パフォーマンスで周囲から『組めよ』と思われるようにしたいです」と松本。

ここまで松本に言わしめた久米は、その松本のパンクラス参戦関して本日19日(水)に以下のようなコメントをMMAPLANETに寄せてくれた。

Kume久米鷹介
「自分を成長させてくれた対戦相手の1人である松本選手が、そういった想いを持ってくれたことは大変光栄に思います。

自分自身、この話を聞き身が引き締まる思いです。ますます自分を高めていくしかありません!! ベルトを保持している限りは松本選手を始め、暫定王者と戦うことや、ライト級の中で勝ち上がってきた選手と戦うことは避けられないと思っています。ソリホン選手もとても強い選手ですし、ライト級でどんどん強い選手の戦いが組まれる中で勝ち残ってくる選手は本当に強い選手だと思います。そういった強い選手を相手に用意していただければ、自分も高いモチベーションを保てると思います」

また松本は長年応援してくれた修斗ファンに対して、「修斗ファンには厳しい時に背中を押してもらった恩があります。ただ、僕が他に出たから裏切ったことになるとファンが思うのか……思う人もいるかもしれないですけど……。強くなることで良いパフォーマンスを見せて、修斗のチャンピオンだった松本はやっぱり強かったと思ってもらえれば……修斗ファンには恩返しになるのではないかと思って決断をしました」という言葉を残した。

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