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【Bellator228】ワールドGP出場のAJマッキーの父、アントニオ・マッキーが49歳で復帰=親子揃い踏み!!

Bellator228【写真】右が2013年8月、43歳の時のアントニオ・マッキー。左が今年の5月のAJマッキー──クリソツっ!! (C)MMAPLANET&DAVE MANDEL

28日(土・現地時間)、カリフォルニア州イングルウッドのザ・フォーラムでBellator228「Pitbull vs Archuleta」が開催される。

アイルランド大会の翌日のビッグショーはフェザー級世界選手権試合=王者パトリシオ・フレイレ✖挑戦者フアン・アルチュレタの一戦を含み、ダリオン・コールドウェル✖ヘンリー・コラレス、ダニエル・ヴェイケル✖ソウル・ロジャース、AJ・マッキーJr✖ジョージ・カラキャニャンというワールドGP一回戦後半戦に加え、ゲガール・ムサシ✖リョート・マチダのミドル級と豪華なカードが並んでいる。


16人参加、チャンピオンのフレイレは勝ち進む度に防衛戦が控えているという非常に厳しいトーナメント。堀口恭司戦の連敗で名声が地に落ちたコールドウェル、過去のレコードが引っ掛かり労働ビザが取れずにUFCデビューを逃したソウル・ロジャースの3年越しの米国本土デビュー戦──等、見逃せない一番が並ぶフェザー級ワールドGPだが、今大会にはそのワールドGPでカラキャニャンと戦うAJ・マッキーの実父アントニオ・マッキーが、4年10カ月ぶりに実戦復帰を果たす。

ウィリアム・スリヤパイと戦うマッキー父は1970年3月生まれの49歳、25歳でAJの父となってから4年後に29歳でプロMMAデビューを果たしている。以来、年に3~4試合のペースで実戦経験を積み、2006年にHERO’Sに初来日すると、全米ネットのケーブル局で中継されたIFLと契約し、MFCを経て8年間負け知らずの記録と共に25勝3敗2分の戦績でUFCと契約下。しかし、41歳のマッキー父はジェイコブ・ヴォルクマンに敗れた1戦のみでリリースされてしまう。

旅芸人の子として、全米を放浪する幼少期を送り、当然のようにドロップアウト。レスリングに出会い高校とカレッジでカリフォルニア州王者に2度就いたマッキー父は、一説によるとLAのギャングに500ドルでパーソナルレッスンをしていたという。そのレスリングがベースで、AJとは違い非常に手堅い戦いで勝利を得てきたマッキー父のスタイルをUFCは好むことはなかった。

キャリアの最終盤を迎えたマッキー父は2012年の大晦日にDREAMに来日し青木真也と戦い、組みつき際の右フックを左目に被弾してタップ負けを喫している(※ちなみにこの試合での青木のコーナーはチャトリ・シットヨートンが務めていた)。それでもコーナー際で重厚なクリンチ&スクランブル戦を披露し、がぶりかのヒザを頭に受けながらボディロックで大きくスラムして上を取るなど、強さの片鱗を見せていた。

Son & Fatherその後は2年で2試合を戦ったマッキー父は2014年11月に引退──したと思いきや、「ファイトを愛している。息子と同じ理由で戦うんだ」という理由でカムバックする。AJのコーチ、コーナーマンを務める時ですらセントラルウェストLA、レイマート・パーク、クレンショー通りといった危険な香りを匂わせているマッキー父は、イングルウッドというお膝下で親子揃い踏みを果たす──これぞMMA浪漫といえよう。

■ Bellator228 対戦カード

<Bellator世界フェザー級選手権試合&ワールドGP1回戦/5分5R>
[王者]パトリシオ・フレイレ(ブラジル)
[挑戦者] フアン・アルチュレタ(米国)

<ミドル級/5分3R>
ゲガール・ムサシ(オランダ)
リョート・マチダ(ブラジル)

<フェザー級ワールドGP1回戦/5分3R>
ダリオン・コールドウェル(米国)
ヘンリー・コラレス(米国)

<フェザー級ワールドGP1回戦/5分3R>
ダニエル・ヴェイケル(ドイツ)
ソウル・ロジャース(英国)

<フェザー級ワールドGP1回戦/5分3R>
AJ・マッキーJr(米国)
ジョージ・カラキャニャン(米国)

<ミドル級/5分3R>
アントニオ・マッキー(米国)
ウィリアム・スリヤパイ(米国)

<ライト級/5分3R>
AJ・アガザーム(米国)
ジョナタン・キロス(メキシコ)

<ライト級/5分3R>
ジョシュア・ジョーンズ(米国)
ドミニク・クラーク(米国)

<バンタム級/5分3R>
ヴェエウ・アルメイダ(ブラジル)
キャッスル・ウィリアムス(米国)

<バンタム級/5分3R>
ジェイソン・エドワーズ(米国)
エイドリアン・ナヘラ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
エミーロ・ウィリアムス(米国)
アン・バトラー(米国)

<ミドル級/5分3R>
アンドレ・ウォーカー(米国)
オジー・ディアス(米国)

<175ポンド契約/5分3R>
マイク・ジャスパー(米国)
ジョニー・シスネロス(米国)

<バンタム級/5分3R>
レアンドロ・イーゴ(ブラジル)
ショーン・バンク(米国)

<130ポンド契約/5分3R>
ベンジー・ゴメス(米国)
ジョニー・サンタマリナ(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
アヴァ・ナイト(米国)
シャノン・ガワリー(米国)

<133ポンド契約/5分3R>
ジェイムス・バーンス(米国)
ダイヴィッド・デュラン(米国)

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