【VTJ in Okinawa】落日の超人ミノワマン、アノヤロー=ザットガイにフルマークの判定負け
<95キロ契約/5分3R>
ザットガイ(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ミノワマン(日本)
7月の巌流島& ROAD FC日本大会出場時よりも、肌艶が良く感じられるミノワマン。ザットガイがジャブを伸ばして組み付くと、ギロチンを防いで右フックを入れる。ミノワマンが離れ、いつものように手を下げてステップバックからオーバーハンドを狙う。すぐに組みに行ったザットガイは、パンチの連打でミノワマンを追いかける。さらにハイを見せたザットガイに対し、間合いを取り直したミノワマンが右ローを蹴っていく。
ザットガイも右ローを返し前へ。右に回るミノワマンに左ハイを繰り出す。ミノワマンのローは距離が遠い。パンチから距離を詰めたザットガイ、ヒザと右ハイを受けるなどミノワマンの動きが止まる。ケージ際を移動するミノワマンが右から左を見せるが、ザットガイはかわして右ハイへ。ここでバランスを崩すが、ミノワマンはスタンドで待っている。ミノワマンの右フックに距離を詰めたザットガイがケージ際で首相撲からボディにヒザを2発、3発といれていく。早くもパンチが手打ち状態になり、足が前に出ないミノワマンだが、ザットガイの右足を取って足関節へ。ザットガイはパウンドを落とし、初回が終了。ミノワマンはラウンドを落とした。
2R、ザットガイが右ローを走らせる。スピニングバックキックと軽快な動きを見せたザットガイが、左右の連打を決め、ヒザ蹴りからアッパーでミノワマンを追い込む。パンチで反撃に出たミノワマンに対し、ザットガイはダブルレッグでテイクダウン。ミノワマンのギロチン狙いを防ぎ、マウントからバックマウントへ移行する。絶体絶命かと思われたミノワマンだが、胸を合わせることに成功する。クローズドガードのザットガイ、ミノワマンはガードのなかで呼吸を整える。
と、ザットガイは蹴り上げから即上体を起こしてリバーサルに成功する。パスからマウント、再びバックマウントを取ったザットガイ、攻撃は荒いが攻勢を強める。このままバックマウントの状態をキープし、ザットガイが2Rも取った。
最終回、パンチを被弾したザットガイの動きが止まる。攻め疲れかと思われた直後にフックで前に出て首相撲にミノワマンに捉えヒザを入れる。ケージ際の組み合いのなかでブレイクが掛かり、頭が当たるとザットガイに口頭注意が与えられた。再開後、すぐに首相撲にミノワマンを捉えたザットガイがヒザを連打する。一度は間合いを取り直したザットガイは、すぐに首相撲を取り直しヒザからヒジへ。疲れながらも動き続けるザットガイに対して、ミノワマンは動けない。
左右のフックで前に出るミノワマンだが、勢いが感じられない。ザットガイはここでも首相撲の態勢に入り、ヒザ蹴りからジャンピングニー。組んでバックコントロールのザットガイ、ミノワマンは足関節狙いも体が動かない。ザットガイはパウンドからバックマウントに。胸を合わせに行くミノワマンだが、タイムアップに。結果、フルマークでザットガイがミノワマンを下した。