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【DEEP JEWELS】HIMEの打撃の間にさせず。殴って、組んで、TD──パク・シウがフルマークの判定勝ち

【写真】組みをミックスしたパク・シウがHIMEを完封した(C)MATSUNAO KOKUBO

<49キロ契約/5分3R>
パク・シウ(韓国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
HIME(日本)

HIMEがサークリングを駆使しながら、右カーフを蹴る。スイッチを織り交ぜながら、距離を詰めるパク・シウは蹴りをかわして右カーフを蹴り返す。圧を高めるパク・シウが右カーフを入れ、HIMEのヒザ蹴りをキャッチして殴っていく。離れたHIMEのスーパーマンパンチをかわして、組んだパク・シウが小外を仕掛けつつケージに押し込む。細かいヒザを見せ、ボディロックに捕えたパク・シウがサイドバックを取る。ヒザを腿に入れ、後ろから殴ったパク・シウが正対してリフトからテイクダウンへ。HIMEはすぐに立つ、胸を合わすことができない。

残り1分、ついに小外でテイクダウンを決めたパク・シウが、尻もちをついてケージを背負うHIMEに肩パンチを打ち込み、ウィザー&ヒザ、ヒジを打ち込む。パク・シウが背中を制し、左腕を首に滑らそうとしたところで時間となった。

2R、HIMEがスーパーマンパンチを見せるが、基本遠い距離を保ちたいか。ヒザ蹴りに右のオーバーハンドを狙ったパク・シウは、しっかりとレンジをコントロールしている。レフェリーの「アクション」の声に、ステップインし左右のコンビ、さらにカーフを蹴ったパク・シウに対し、HIMEはなかなか手が出ない。左インローを蹴ったパク・シウは、HIMEのステップインにカウンター、それでも前に出てきたところでダブルレッグで組みつく。ケージに押し込んだパク・シウは、細かいヒザを続ける。

ブレイク後、左ミドルを決めたパク・シウが右カーフを蹴り、左ミドルからスピニングバックキックを繰り出す。このタイミングで距離を詰めたHIMEだが、組まれて勢いを持続できなかった。

最終回、右ローと左オーバーハンドのコンビを見せたパク・シウが、ここも組んでケージにHIMEを押し込む。HIMEはポジションを入れ替えることができず、ワキを潜られる。バックから左エルボーを入れるパク・シウは、胸を合わされヒジを打った放った際にHIMEが体を入れ替える。ダブルをギロチンで切って、押し込み返したパク・シウが左エルボー、ここでスペースができると互いに拳を振るう。パク・シウは直ぐに組み直し、ダックアンダーで背中に回ると後方からハイキックを狙う。

思い切り拳を振るって前に出たHIMEは、シングルからケージに押し込まれる。残り20秒、ブレイクが掛かると両者が、思い切りパンチを交換。直後にダブルレッグから持ち上げてテイクダウンを決めたパク・シウが、MMAとして完全ドミネイト──フルマークの判定勝ちを収めた。

勝者は「DEEP JEWELSは1年半振りです。試合はいつもワクワクします。試合の準備はいつも大変ですが、努力したことを示すことができるステージがあることは嬉しいです。目標はチャンピオンです。もうすぐです」と日本語で勝利のマイクを行った。


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