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【Shooto2023#04】石井の間合いとリズムを潰す右ストレートと右ヒザ。最後は田上が右ヒジ連打でKO勝ち

【写真】右を主軸に戦った田上。石井も全てカウンターを合わせに行くなど、鋭い刃による斬り合いが展開された(C)SHOJIRO KAMEIKE

<54キロ契約/5分2R>
田上こゆる(日本)
Def.2R2分49秒 by KO
ザ・タイガー石井(日本)

田上が右ストレートを放つと、石井が右の蹴りを合わせる。田上の右ハイをかわした石井が、さらに左ローの打ち終わりに右フックを繰り出す。オーソドックスの田上、サウスポーの石井が互いに足のフェイントを見せながら、田上が打ち終わりに右ストレートを突き刺す。

ローで探る両者、石井が右ハイを見せた。さらにサウスポーにスイッチして左ハイを繰り出す。その打ち終わりに右ストレートを打ち込む田上。石井は頭を左側に下げて、距離を取る。ともにムエタイのように距離とタイミングを計るなか、田上が右ストレートを上下に散らす。

ローから右跳びヒザで距離を詰めた田上は、差し合いに来た石井を突き放し、右ストレートと右ハイで下がらせた。ラウンド終了間際に、石井にケージを背負わせた田上が再び右ヒザから距離を詰める。ここは石井が右腕を差し上げて田上をケージに押し込んだ。突き放せない田上は、右ヒザを差し入れてラウンド終了を待った。

2R、田上の左ローが当たる。石井の左ハイをブロックした田上は、1Rと同様に右ボディストレートを突き刺す。石井は田上の左ローをすくい上げるも、すぐに田上が離れた。ローで探り合う両者、距離が近づくと石井は右ストレートを繰り出す。さらに石井は田上の右を食らいながら左ハイを放っていく。

しかし、この右が効いたか石井が下がる。やはり右跳びヒザを当てにいく田上。石井が右腕を差し上げてくると、その腕をオーバーフックで抱えたまま右ヒジを連打。グラつく石井に、さらにヒジの連打を浴びせ、ダウンした相手にパンチを連打したところでレフェリーが試合をストップした。


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