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【DEEP113】大山釼呑助戦へ、北岡悟─02─「殴り合い…それも強さでもあると思います。いざとなったら」

【写真】いざとなる時があってはならない試合前も、いざとなった時の強さも養う (C)MMAPLANET

7日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP113 IMPACTで、大山釼呑助と対戦する北岡悟インタビュー後編。

4年2カ月振りの勝利から、3カ月のインターバルで大山と戦う北岡の心身の状態の良さが伺えるなかで、技術&試合の組み立て方に続き──その根底にあるファイターとしての矜持を語った。

<北岡悟インタビューPart.01はコチラから>


──そのマモルさんがコーナーに就くことは?

「八隅さんがいないときに、一度お願いしたことがあります。でも、指導を受けるのとセコンドに就いてもらって指示をしてもらうこともまた違って……。究極的には流派が違うから」

──なるほど、そうなると根本が八隅さんは同じですか。

「そうですね。そういうことなんです。究極的な流派的な問題で。ただ、マモルさんから貰ったもの、自分に入ったモノは絶対的にあります。そこには自信があります。だからドリル練習の時も当然なのかですが、誰よりも理解している自負があるし、それを皆に伝える役割もできる。僕はちゃんとしたマモルさんの生徒です」

──では、3週間を切った大山戦に向けてですが、このところは現状のような心持ちで準備できていたと。

「僕の中では上迫(博仁)戦がデカいです。上迫君は正直、鈴木琢仁は当然として大原樹理よりも強いと思っていましたし、あの試合は大きかったです」

──大原樹理戦、鈴木琢仁戦を経ての上迫博仁戦、江藤公洋戦の2試合はどこかで「誰か介錯してやって」という想いがあったのですが、結果的に介錯を求める場でなく、そこから戻って来る試合になりました。

「ありがとうございます。思い切り負けておいてなんですけど、上迫君にも江藤君にも僕を介錯する力なんてないですからね。うん。僕はまだ途上ですからね」

──では途上における大山戦、自身の目標に向かって何を見せないといけないと考えていますか。

「何を見せないといけないか? 見せるということじゃないな。こうしたいということはあるんですけど、大事なことは勝つことで。勝てば良かろうと思っています。見せたいというのは……見る人の勝手です。試合を見てくれた人が、何をどのように想ってくれても僕はそれで良いです」

──見せたいではなくて、やらないといけないことがあるという感覚ですか。

「そうですね。やりたいことがあるから、そのために──ですね」

──前回の試合はやりたいことをやり通した。それでも不満があったわけですか。

「う~ん……。そうですね……う~ん、あんまり何か、こないだの試合の感想は表立って言いたくないということはあります」

──勝負は何が起こるか分からないですが、勝利という結果を得られるのであれば次の試合こそ北岡選手の満足度に関わらず、ファンにマイクで何かを話して欲しいとは思っています。自らマイクを握るぐらいの試合が北岡選手にとってもベストかと。

「う~ん……。ノーコメントでお願いします(笑)」

──了解です。

「ただ良い練習をさせてもらって、ここまで来ているのは絶対です」

──ベテラン勢が元気な印象が強かった日本のMMA界ですが、若い力も育ってきました。

「ハイ、皆が頑張っています。ただ平田(直樹)君なんて、なんでプレリミなんだよって(笑)。平田君は強いです。最近は中田(大貴)君は来ていないけど、前に来ていて。高木(凌)選手とか亀井(晨佑)選手もグラップリングに来ていて、もちろんMMAとグラップリングは違うけど……まぁ、まぁ、そういうことですよ(笑)」

──とはいえ練習ではグラップリングは100の力を出すことは可能だと思いますが、打撃は違います。打撃があるとグラップリングが50になる可能性があります。それをやってほしいという風に思わないですが、北岡選手は『最後は殴り合えるよ』という戦いをしてきました。

「あぁ、殴り合い……それも強さでもあると思います。いざとなったら、向き合う気でいます」

──いざとなった時ですよね。そのいざという時にやり合える気持ちは、ファイターとしての矜持に通じていますか。あるいは強さの根拠に。

「それもあるし、苦しくなった時になぜか前に出ることができる。あとは『行ったれ』ってなれるところがある」

──ただし、北岡選手がしようとしているファイトより、苦しくなった時のファイトの方が評価されるのはまた違うと思います。

「安易ですからね。一つ間違えれば、安易な選択だから。それも理解できています。一か八かになることですから。同時にそっちの方が評価されるのは、それはそれでありがたいことで誉でもあります。内心、いざとなったら俺は行けるよっていうのは。僕より強い人はいるけど、心を打つ戦いをして評価される部分が僕にはある。

ただ、『違う』と言われていることは分かります。そのなかでも、そこまで極端に振り切ることがなくても、そういうことができるとも思っています。勝手にそういうところが出てくるので」

──過程にあるならば、「いざ」という場面が来ないことが好ましい次戦かと。

「そういう試合じゃない。そう思っています。うん」

■視聴方法(予定)
5月7日(日)
午後5時20分~DEEP チャンネル-YouTube、U-NEXT、サムライTV

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