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【Road FC48】ラ・インジェを相手にミドル級王座防衛戦、RYO─01─「喜べる機会がなくなりました」

RYO【写真】思わぬ形、望んでいなかった形でミドル級正規王者となったRYO (C)MMAPLANET

28日(土・現地時間)、韓国ウォンジュのウォンジュ総合体育館で開催されるRoad FC48。そのメインでRoad FCミドル級王者RYOが、ラ・インジェを相手に初防衛戦を行う。

本来、この一戦は暫定王者RYOと正規王者チャ・ジョンファンの間で統一戦が行われる予定だった。しかし、チャ・ジョンファンは負傷し欠場が決定。昨年10月に続き2度連続の負傷欠場で王座が剥奪され、RYOが正規王者と繰り上がった。

チャ・ジョンファンは本当に戦うつもりがあったのか──SNSでもRYOの怒りが爆発した。そして迎えるラ・インジェとの戦いについてRYOに尋ねた。


──チャ・ジョンファンが負傷で挑戦を受けることができないということで王座剥奪となり、暫定王者から正規王者となったRYO選手が、ラ・インジェの挑戦を受けることになりました。チャ・ジョンファンの欠場というのは、いつ頃に聞かされたのでしょうか。

「試合まで1カ月を切ってからですね。7月に入ってからだったと思います。『またかぁ』と。絶対に悪いと思ってないやろうって」

──チャ・ジョンファンは取材をさせてもらったこともありますし、本当に悪い人ではないと思うのですが……モチベーションもなくなってしまったのでしょうかね。

「体つきとか見ていても、凄く太っているし。100キロを超えているんやないかっていう証言もありました(苦笑)」

──確かにセコンドで来日した時なども、大きかったです。

「6月に修斗の大阪大会にキム・ギョンピョのセコンドで来ていたようで。僕は会場に行っていなかったのですが、知り合いの選手が『めっちゃくちゃ太っていた』とか言っていて。最初から減量をするつもりもなかったんじゃないかって」

──このような形で暫定王者から正規王者になったことに関しては、どのような気持ちでしたか。

「喜べる機会がなくなりましたよね(笑)。で、いきなり防衛戦かよって。少しがっかりもしたし、やる気もちょっと落ちました。でも、モチベーションが低下して何かエェことあるんかって考えるようになったんです。

いつまで格闘技ができるか分からないので、格闘技に関してビジネスとして捉えるようにしなければいけないです。そうやって考えを変えると、気持ちを切らすことなく練習に打ち込むことができました」

──暫定王座決定戦は対戦相手が体重超過で、メインイベントを成立させるために受けました。そして、1年半対戦を待ったチャンピオンは負傷で王座欠場と。

「ホンマにエェ加減にせぇよって思いますよ。だいたいチャ・ジョンファンなんて防衛戦の延期ばっかりですけど、そんなん僕がやったらえらい重いペナルティですよ。次にあったら剥奪とは聞いていたのですが、オフィシャルで剥奪のリリースもなく、『いつでも戻って来いよ』みたいな空気なので……あぁ、韓国国内の選手ってこんな風に良い子、良い子されているんやって。

チャ・ジョンファンは欠場しても謝罪の一言もなかったですし。僕はこの年になってもう、あのトラッシュトークみたないなことは好きじゃないのですが、これはメチャクチャ言ってやってもエェんちゃうかってなりました」

──SNSで怒りのメッセージを書かれていましたね。

「これは我慢できへんなと。でもまぁ、彼のことをいつまでも追うのではなくて、良い選手も出てきているので頭を切り替えてやっていこうと思いました」

──そして挑戦者のラ・インジェですが、ウェルター級の若手の有力株という印象が強い選手です、正直なところ。

「ウェルター級はほとんど活動していないので、ミドル級に上げることにしたんでしょうね。まだヤングガンズ・レベルの選手ではあると思いますが、一発の勢いはありますね。体も頑丈そうですし、あの右は気を付ける必要がありますね。その対策は練ってきました」

──勝つためにはラ・インジェの拳がRYO選手の顔面に届く距離で戦う必要が出てきます。RYO選手自身、殴らせずに殴るという理想を持つと同時に、このところ殴り合いになっているのも事実です。

「ずっとミットを持ってもらっている方から、最近また自分が打って相手が返してきた時にはその場にいないというユン・ドンシクと戦った頃に動きが戻ってきたと言ってもらえたんです。

あの頃は格闘技として理想的な戦いができていたのに対し、ここ2試合ほど至近距離で殴り合っていた。別に自分が強い部分でもない試合展開になっていたんです。だから相手が代わっても、自分のやるべきことは変わらないです。練習も何をやったらアカンのかを意識してやってきました。

もっとできることあるのに、やっていない。自分の試合映像をチェックして、そう思いました。打撃もそうですし、組みを交えての攻撃など自分を見つめなおしてきました。これまで自分がやりたくなかった練習をたくさん積んできたつもりです」

<この項、続く>

■Road FC48対戦カード

<Road FCミドル級選手権試合/5分3R>
[王者]RYO(日本)
[挑戦者]ラ・インジェ(韓国)

<ミドル級/5分2R>
ヘン・ヘジュン(韓国)
ミシェウ・ペレイラ(ブラジル)

<女子アトム/5分2R>
イ・イェジ(韓国)
荒井みか(日本)

<ミドル級/5分3R>
ジョン・オジン(韓国)
チェウ・ウォンジュン(韓国)

<ライト級/5分2R>
シン・ドングク(韓国)
林完(日本)

<ミドル級/5分2R>
キム・デソン(韓国)
イ・ジョンファン(韓国)

■Young Guns39

<バンタム級/5分2R>
ユ・ジェナム(韓国)
ハン・イムン(韓国)

<ライト級/5分2R>
キム・ヒョンス(韓国)
ジョン・チャングン(韓国)

<フライ級/5分2R>
ペク・ジョンヒョン(韓国)
パク・スワン(韓国)

<バンタム級/5分2R>
コ・ドンヒュク(韓国)
バーサンクフー・ダムランプレウ(モンゴル)

<バンタム級/5分2R>
ジョン・サンジン(韓国)
バクティヤロ・トイツヴァエフ(キルギス)

<フェザー級/5分2R>
ベク・スンミン(韓国)
クォン・ドヒョン(韓国)

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