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【UFN133】ジョゼ・アルドの再来? ハオーニ・バルセロスがホロボウに豪快アッパーKO劇

<フェザー級/5分3R>
ハオーニ・バルセロス(ブラジル)
Def.3R1分29秒by TKO
カート・ホロボウ(米国)

UFC復帰戦となったホロボウと、待望の初戦を迎えたバルセロス。31歳同士の対戦はホロボウがジャブ、バルセロスがショートからロングとアッパーを連打していく。ホロボウの右フックに右アッパーを当てたバルセロスは、距離を詰めてショートアッパーを入れる。ホロボウも左ジャブを繰り出し、ワンツーのコンビネーションで打撃戦の主導権を握ろうとするが、バルセロスはテイクダウンのフェイクからまたもアッパーを打ち込む。

残り80秒ダブルレッグでテイクダウンを奪う。腕十字を防いだバルセロスは、スクランブルからスタンドに戻るとここでもアッパーを繰り出す。ホロボウがタイムアップ直前にテイクダウンを狙い、ギロチンで切り返したバルセロスが初回を取った。

2R、ホロボウは左ジャブを伸ばし、右ショートと初回と同じように手数は多い。バルセロスもまたアッパーを打ち返すが、ホロボウの左がその顔面にヒットする。中間距離から中の打撃戦が続き、バルセロスはニータップでテイクダウンに成功する。ガードからエルボーを入れ、足を捌いてパウンドを落としたバルセロスがハーフでトップに。尻を引いて立ち上がったホロボウは、離れ際にヒザを被弾する。

殴られ、倒されてもホロボウはボクシング戦を続け、またも右アッパーを受ける。直後に空手流の足払いでテイクダウンを決めたバルセロスは、トップから圧力を強める。スタンドで待ったバルセロスの後ろ回し蹴りに組みついたホロボウがバックに回る。スイッチを狙い、左足を引き寄せてホロボウに尻餅をつかせたバルセロスが、この回も取った。

最終回、劣勢のホロボウはこの場面も打ち勝つしかないとばかりに、距離を詰める。ここにバルセロスが右を当て、右アッパーに。テイクダウンを織り交ぜて戦うバルセロスはボクシングで引けをとっているわけでなく、右ストレートから左フックを打ち抜く。手が止まったホロボウに対し、右アッパー、右ストレート、止めも右ロングフックを決めたバルセロスがUFC初戦を豪快なKO勝ちで飾った。

往年のジョゼ・アルドを思わせる勢いを見せたバルセロスは、「アッパーはペドロ・ヒーゾにならった」と話した。

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