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【HEAT40】春日井の持つフライ級王座に挑む、前ROAD FC王者チョ・ナムジン「僕の方がセクシー」

Jo Nam Jin【写真】春日井に挑戦するチョ・ナムジンのセクシーダンス。この踊りが見られるとき、ベルトは彼の腰に巻かれているだろう (C)MMAPLANET

15日(土)、名古屋市熱田区の名古屋国際会議場イベントホールで開催されるHEAT40。MMAで5階級、キックボクシングで1階級、計5試合の選手権試合が組まれるHEAT史上、最大のイベントとなる。

全タイトル戦が日韓戦となった同大会で春日井健士の持つHEAT MMAフライ級王座に挑戦するのが、前ROAD FCフライ級王者チョ・ナムジンだ。

韓国MMA界が急激に成長したケージレスリング伸長期に、時を合わせて強くなったチョ・ナムジンと春日井のタイトル戦は、まさに日韓トップ対決の極み。春日井戦を前にチョ・ナムジンの意気込みを尋ねた。


──HEATでフライ級王座挑戦が決まりました。このHEATという大会について、どのような印象を持っていますか。

「日本でいくつかある団体の中でも、長い歴史を持っている素晴らしい団体だと思っています」

──今回、日本では約5年振りの試合となります。以前、日本で戦っていた時と比較し、現在のチョ・ナムジン選手はもっとも成長した部分はどこでしょうか。

「メンタル、そしてレスリングです。チームMADのヤン監督が僕のファイティングスタイルを作り上げてくれ、そのスタイルに自分の体を合わせるために練習してきた結果ですね」

──このところ2年で3試合と、試合数が少ないです。何か原因があったのでしょうか。

「ずっと試合をしようと準備していたのですが、機会がありませんでした」

──かつてベルトを巻いたロードFCではフライ級戦線が、それほど活発でなく王者ソン・ミンジョンも1年8カ月も実戦から遠ざかっています。

「そうですね。今、僕は肉体的に全盛期にいて、最高の練習が出来ています。そして試合がしたいという欲も大きいです。なので試合したいと強く思っていた時にHEATでのタイトル戦のオファーがあったことに、心が動かされました。

本当に試合があまり無いので、韓国のフライ級も他国のようにもっと活発になってくれたら嬉しいです」

──今回、挑戦する春日井選手はHEATだけでなくパンクラスでも王座を目指せる位置にある日本のフライ級のトップの一人といえる選手です。どのような印象を持っていますか。

「体力があってグラウンドが強い選手ですね。本当に強い選手だと思います」

──レコード上、春日井選手もチョ・ナムジン選手と同様に最後の黒星がソン・ミンジョン戦です。

「春日井はソン・ミンジョンに負けた後、6戦全勝と連勝中です。彼の一番の武器は経験ではないでしょうか。この間、春日井選手のスタイルが勝ったとは思えないです。だらこそ、彼が積んできた経験は無視できません」

──では、そんな彼と対戦することでどのような練習を積んできましたか。

「特に作戦などはありません。ただ潰しに行くだけです」

──チョ・ナムジン選手が、もっとも注意が必要な春日井選手の攻撃は?

「彼の寝技は本当に素晴らしいです。本当のところは実際に戦ってみて初めて分かるものだと思いますが、彼のように寝技が強い選手は他にもいます。そして、そのような選手とこれまでも戦ってきたので、注意が必要でも他の選手達と大して違いはないはずです」

──ではご自身で、春日井選手より上回っている点はどこだと考えていますか。

「実力だけでなく、外見でも僕の方がセクシーで彼より上です。マジメな話、ファイターは実力だけではのし上がってはいけません。キャラクター、スタイル、実力の全てが選手として価値になります。そういう意味でも、春日井より僕のほうが優っています」

──ところでチームMADはUFCファイターが4名も所属し、非常に個々の力が強いなか、一致団結している部分も強さの根底にあるかと感じます。

「その通りです。チームMADは僕の家族であり、チームメイトの試合は、僕自身の試合のように感じています。チームメイト達が自分を信じてくれていて、毎日楽しくやっています(笑)」

──かつて韓国のMMAは打撃重視で組み技と寝技に弱点がありました。しかし、チームMADの所属選手に代表されるように、その後はケージレスリング、柔術、スクランブルと組み技も強くなり日本を凌駕するよう成長しました。しかし、最近の若い選手はまたTVで放送されるMMAの影響か打撃主体、殴り合い重視になっているように感じます。世界で戦ううえで、視聴者の好みに合わせて寝技やクリンチのブレイクが非常に早くなった現状をどのように捉えていますか。

「凄く重要な問題ですね。MMAがそういった点……激しい打ち合いが存在しているので韓国で人気が出たというのは事実です。ただし、個人的にはとても悲しく思っています。その時代に僕も合わせていけないと思っていますが、MMAの魅力というのは、打撃だけでなく、レスリング、グラウンドが合わさってこそだと僕は思っています」

──なるほど。ではそのような韓国MMA界で戦う試合と、日本で戦う試合、心理面で違いはありますか。

「これまで海外で多く試合をしてきましたし、日本でデビュー戦を迎えました。なので、僕は日本での試合が大好きです」

──日本では修斗とパンクラスでも、非常に活発にフライ級の試合を行っています。今回の試合を足掛かりに、また日本を主戦場にしていく考えはありますか。

「他団体のフライ級が活発になっているということはとても嬉しいことです。韓国もそのようになれば良いなと思いますし、機会があればROAD FCの選手として、日本で試合がしていきたいです」

──では最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「HEATを応援して頂きありがとうございます。僕は日本人ではありませんが、会場ではファンの皆さんが感動できるような試合をお見せします!!」

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