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【BFC】ベラトール第2週の結果と第3週注目のファイター

2009.04.17

ef5078c8米国時間の17日(金)、オクラホマ州ノーマンのロイド・ノーブル・センターで開かれるベラトール3の公開計量が、16日(木・同)に同地オコネル・アイリッシュパブ&グリルで行われた。

【写真】変幻自在のグラップリングワークで、見る者(の一部?)を虜にするウィルソン・ヘイス。準決勝ではジョー・ソトと対戦する (C) Keith Mills

メインで地元のオールアメリカンレスラー、ジャレット・ヒースがスペインのダニエル・タベラを迎え撃つミドル級トーナメント準々決勝をはじめ、同大会では計11試合が予定されている。

MMA史上初の週イチのライブ収録だけに、突然の対戦カードや日程の変更など、やや混乱も見られるベラトールFCだが、10日(金・同)のコネチカット州モヒガンサン・アリーナ大会では、フェザー級トーナメント本命のウィルソン・ヘイスが、GSPも所属するグレッグ・ジャクソンズMMAのヘンリー・マルチネスに快勝。ヘイスはその持ち味であるリバーサル、独特のマウント奪取などポジショニングでマルチネスを圧倒した。


しかし、ライト級トーナメントでは既に勝ち上がっているホルヘ・マスヴィダルやエディ・アルバレスの対抗馬と見られていたトーマス・シュルテは、急遽トーナメント出場となったエリック・レイノルズにTKO負けを喫し、予想外の敗退となっている。

64911fc5【写真】実力者シュルテを破った、レイノルズ。番狂わせはトーナメント戦を面白くする (C) Keith Mills

長いリーチを生かしたパンチを主武器にするレイノルズに対し、素早い仕掛けで何度も腕十字を極めかけたシュルテだったが、これを3度、4度と逃げられると、パウンドを浴びるシーンが目立っていく。それでも果敢に腕十字を仕掛けたが、最後は疲れて肩で息をしているところに左フックを浴び、ダメージというよりも試合を諦めるようにダウン。レイノルズが、5月1日の準決勝でアルバレスと対戦することになった。

この他、ベラトール2では米国在住のラテンファイター4人とメキシコ人、ドミニカ人によるウェルター級トーナメント戦が3試合行われた。結果はホルヘ・オルティス、ライマン・グッド、オスカル・デラクルスが勝ち上がったが、3者とも得意・不得手がハッキリしており、今週末に対戦するメネーとパライシーと比較すると、やや見劣りすることは否めない。

とはいっても、シュルテが早々に敗れてしまったことを見ると、ラテン系ファイターの潜在能力は計り知れず、彼らの実力はこれからも注目する必要があるだろう。

日本ではまだまだ無名のファイターが多く、逆に未知の強豪を見出す点こそ見どころでもあるベラトールFC。ベラトール3に出場する(日本では)無名のファイターで注目したいのが、ミドル級トーナメントに出場するエドウィン・アギラーと、デミアン・ステーリーの二人だ。

ヨスマニー・カサベスと対戦するアギラーは、2002年のMMAデビュー以来、32戦のファイトを重ねており、メキシコで最も経験豊富なファイターの一人だ。20の勝利と12の敗北のなかで、判定決着は僅かに2試合。やるかやられるか的なファイトで、メキシコMMA界のアイコンとして高い人気を誇る。

対戦相手のカベサスはフロリダのローカル大会で活躍してきたオールラウンダーだけに楽な相手とは言い難いが、「立って勝負する」とアギラーは自らのスタイルを貫くことを宣言している。

もう一人、米国MMAワールドに欠かせないキャラクターになりつつある軍人ファイターが同大会にも登場する。「ARMY」とプリントされたショーツで戦うストーリーは、ハイスクール・レスリングで活躍し、2度オールアメリカンに選出されている。

その後、軍のレスリング部でその腕に磨きを掛けることを目標に軍人となったストーリーだったが、入隊直後に9・11テロが起こり、彼はアフガニンスタンに出兵、3度に渡り同地に赴任している。

2005年にアーミー・コンバティブス選手権で優勝し、06年にはIFLで注目された軍人ファイター=ティム・ケネディとの軍曹対決で敗れたものの、退役後には軍の徒手格闘技の指導を行っている。ブラジリアン柔術の茶帯で、サンボでも結果を残し、さらにはジョージア州のゴールデングローブを獲得しているストーリーのMMA戦績は8勝2敗。ライトヘビー級で戦ってきた彼が敗れた相手の一人は、UFCでソクジュを破っているルイス・カーンだ。

今大会からミドル級に階級を落として戦うストーリーは、アレックス・アンドラーデ戦での出来如何で、台風の目となる可能性も高い。

■Bellator III 公開計量の結果とBellator II 試合結果

<ミドル級準々決勝/5分3R>
ジャレッド・ヒース:185ポンド(米国)
ダニエル・タベラ:183ポンド(スペイン)

<ミドル級準々決勝/5分3R>
アレックス・アンドラーデ:185ポンド(米国)
ダミアン・ステーリー:185ポンド(米国)

<ミドル級準々決勝/5分3R>
ヴァージル・ロザーノ:183ポンド(メキシコ)
ヘクター・ランバート:183ポンド(豪州)

<ミドル級補欠戦/5分3R>
ジェイソン・ノーウッド:186ポンド(米国)
ジョン・カーク:186ポンド(英国)

<フェザー級/5分3R>
ドナルド・サンチェス:147ポンド(米国)
ジョニー・エドゥアウド:145ポンド(ブラジル)

<ウェルター級準々決勝/5分3R>
デイブ・メネー:169ポンド(米国)
ノーマン・パライシー:170ポンド(フランス)

<ミドル級準々決勝/5分3R>
エドウィン・アギラー:184ポンド(メキシコ)
ヨスマニー・カベサス:183ポンド(米国)

<ヘビー級/5分3R>
アメディオ・ヴィオーラ:230ポンド(-)
テイラー・イースト:235ポンド(-)

<ミドル級補欠戦/5分3R>
ジョーイ・ゴルチンスキー:185ポンド(-)
マルセーロ・グリロ・アルファイア:185ポンド(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ルディ・リンジー:201ポンド(-)
ウェイン・コール:205ポンド(-)

<ライトヘビー級/5分3R>
マイク・メッシーナ:205 ポンド(米国)
ウィリアム・アルブレック:200ポンド(米国)

■Bellator II 全試合結果

<ライト級/5分3R>
ジョシュ・ラベージ(-)
Def.3R終了/判定
クリス・サイモン(-)

<フェザー級準々決勝/5分3R>
ウィルソン・ヘイス(ブラジル)
Def.3R終了/判定
ヘンリー・マルチネス(米国)

<ウェルター級準々決勝/5分3R>
ライマン・グッド(米国)
Def.2R3分22秒/リアネイキドチョーク
ヘクター・ウルビナ(米国)

<ウェルター級準々決勝/5分3R>
ホルヘ・オルティス(メキシコ)
Def.3R終了/判定
アーロン・ロメロ(米国)

<ライト級準々決勝/5分3R>
エリック・レイノルズ(米国)
Def.1R4分23秒/TKO
トーマス・シュルテ(米国)

<ウェルター級準々決勝/5分3R>
オスカル・デラクルス(ドミニカ)
Def.3R終了/判定
ビクトー・メサ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ジェシー・フアレス(米国)
Def.1R4分23秒/TKO
ミッキー・ゴメス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
マット・マコウスキー(米国)
Def.3R終了/判定
アーロン・トレギア(カナダ)

<バンタム級/5分3R>
ジミー・リヴェラ(米国)
Def.3R3分17秒/三角絞め
ウィリー・ゲイツ(米国)

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