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【UFN18】カンプマン、WEC王者コンディットに僅差の勝利

2009.04.02

(C) ZUFFA■第11試合ウェルター級/5分3R
マーティン・カンプマン(デンマーク)
Def.3R終了/判定2-1
カーロス・コンディット(米国)

【写真】WEC王者コンディットとの死闘を僅差でモノにした“実力者”カンプマンは、その戦績を7勝1敗に伸ばした―― (C) ZUFFA

ゴールドで彩られたTAPOUTのTシャツを、黄金のチャンピオンベルトの代わりのように纏い、UFCデビュー戦に挑んだカーロス・コンディットは、元WEC世界ウェルター級チャンピオンとコールされたが、一方、対戦相手のマーティン・カンプマンはテネシーのファンにブーイングで迎えられる。

オーソドックス同士の対戦、まずはカンプマンが踏み込んでジャブを放つ。ハイキックで応えるコンディットは、ヒザ蹴りから組みあいとなり、まずはテイクダウンを奪うことに成功する。


すぐにギロチンを仕掛けたカンプマンは、タイトにコンディットの首を絞めつけるが、コンディットはこれを必死に逃れサイドを取りパスガード。直後にフックガードをとるカンプマンから距離をとり、立ち上がったコンディットは、スタンドに戻ったカンプマンからまたもテイクダウンを奪う。

ここでカンプマンは、シャオリン・スイープのような形でリバーサルに成功し、UFC初進出となった同地のファンを置き去りにしたような素晴らしいグラップリングの攻防を見せる。

ヒールホールドを仕掛けたカンプマンに対し、コンディットは体を捩じって切り抜け、トップを奪い返すと、ガードから蹴りあげられたカンプマンの蹴り足をかわして豪快なパウンドを打ち込む。

バックを狙うコンディットを警戒し、ケージを背にして立ち上がろうとしたカンプマン。コンディットはその顔面に狙いすませたヒザ蹴りをヒットさせる。続いてエルボーを繰り出したコンディット、カンプマンは左目の下をカットし流血に見舞われた。

コンディットのジャンピングニーをパンチで迎え打ったカンプマンは、テイクダウン狙いからスクランブルとなり、再びギロチンを仕掛けたところでノンストップアクションの1Rが終わった。

2Rは、距離を詰めてパンチの交錯&ローキックの攻防でスタート。両差しになったカンプマンがまずはテイクダウンを奪うと、コンディットはハイガードの態勢に。立ち上がって、インサイドガードからパウンドを落としたカンプマンに、コンディットはリバーサルを狙い、潰してきたカンプマンの頭部にエルボーを入れる。

草刈りスイープ狙いから、スタンドに戻ったコンディット。スタンドで距離ができると、ジャンピングニーを狙う。カンプマンの左に、エルボー、伸びる右の前蹴りで対抗したコンディットは、シングルレッグから胴タックルに移行するが、カンプマンはここでもタイトなギロチンへ。

これを逃れたコンディットはバックを制しチョークを狙うが、カンプマンはすぐに胸を合わせ、トップを奪い返す。2R終了間際にコンディットは腕十字を狙ったが、カンプマンが察知したところで、このラウンドが終了。試合は最終ラウンドへ。

ジャンピングニーから組みつき、エルボーを狙ったコンディット。カンプマンが「コンディットの指が右目に入った」とアピールして試合は一時中断する。再開後、パンチの交錯から組みあった両者。コンディットがカンプマンをケージに押し込むが、テイクダウンを奪われる。

十字狙いを潰されたコンディットは、続いて狙ったアームロックからスイープ狙いを防がれる。ガードになる場面が目立ち、コンディットにとって、判定では不利な展開が続く。スタンドへ戻ったコンディットだが、すかさずカンプマンがバックを奪うと、すぐに向き合ったコンディットだったが、またもガードを強いられてしまう。

残り時間は2分を切り、ガードから脱出できないコンディットは、アームロックを仕掛けていくも腰をコントロールし抑え込むカンプマンが、足を払いにきたコンディットの顔面にパウンドを落とす。ヒールホールドから立ち上がることに成功したコンディットだが、蹴りでバランスを崩し、最後の最後もカンプマンにトップを許すことに。

ガードから肩固めを狙ったコンディットが、立ち上がりすぐに引き込みながら、ギロチンを仕掛けると、ここで試合終了のホーンが鳴り響く。最後まで勝負を諦めなかった両者のベストバウトの行方は、ジャッジの裁定に委ねられることとなった。

結果、ジャッジは、29-28、29-28、28-29でカンプマンの勝利を支持。「カーロスは本当にタフだった。エルボーでカットしたのと、指が目に入って最後は二重に見えていた」というカンプマンが、WECチャンピオンを下し、神の階級で確かな存在感を見せることとなった。

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