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【WSOF24】岡見を破ったジョン・フィッチ<01>「もう少し早く、あの展開に持ちこめた」

Jon Fitch【写真】ラウンドを増すごとに支配率を高め、岡見を破ったフィッチ(C)KEITH MILLS

10月17日のWSOF24「Fitch vs Okami」で岡見勇信に判定勝ちを収めたジョン・フィッチ。岡見戦を振り返ってもらい、現状と将来、そしてUFCについて語ってもらった。
Text by Keith Mills

──試合前、ユーシン・オカミに対してどのような印象を持っていたんだい?

「もう経験豊富で、自分の戦い方ができているファイターだよね。ミドル級であれだけ結果を残してきたんだから、ウェルター級でもとんでもなく強いという意識を持っていた。で、実際に凄く強かったよ」

──どのような準備をして、どんな作戦を立てていたのか教えてもらえるかな。

「プレッシャーを掛けられるだけ、掛けること。そして、オカミの良さを出させないことだね。上手くいったと思う。ポジションを支配し、動きを封じ込めんだ。動きのある試合にさせなかった。しっかりとトップをキープできたしね」

──初回は互角、2Rはテイクダウンしたけど最後にトップを取られた。そして最終回は完全にドミネイトできた。この試合の流れはどのように捉えている?

「誰と戦っても、僕のゲームプランは下にさせること。僕にはスタミナという武器がある。だから、常にトップを取ってキープすることが僕の戦い方だ。1Rは岡見のパワーを警戒し過ぎていた。もっとクリンチで粘れば良かったけど、すぐに離れるという展開になってしまった。

あそこでは力を使いすぎたくなかった。それでも1Rですら、僕のラウンドだった。映像を見直してごらん。オカミをケージに詰めていた時だって、少しだけど僕が打撃を彼に入れていたからね。

オカミのような相手と戦い、何かを警戒し過ぎるのは当然のことだし。2R以降はさらにプレッシャーを強めて、最終的には3Rのような戦いに持ち込めたから、1Rも何ら問題はなかったと思っている。もう少し早く、あの展開にできたかなって感じだよ。だた、去年の12月以来の試合だから、少し慎重になっていた。ジェイク・シールズとのタイトル戦に向けて良いウォーミングアップになったよ」

──そのジェイクもそうだけど、グラウンドになってパウンドでダメージを与えるよりも、その隙に立たれることを嫌い、コントロールからフィニッシュを狙うのがジョンの戦い方だよね。

「その通りだ。だから、オカミとの試合でも最終回にはサブミッションを極めに行く機会も訪れた。首を取る機会はあったよ。ただし、僕もパウンドでKOを狙っていないわけでは決していないよ。バックを取られることを嫌がった相手には、パウンドを落とすようにしている。もっと精度をあげるためにも、ちゃんとその辺りのトレーニングをジムで積まないといけないけどね」

──元UFCのトップファイダー同士の対戦で勝利した。この白星にはどんな意味があるのかな。

「元UFCファイターであろうがなかろうが、ユーシン・サンダー・オカミはビッグネームだ。彼がどれだけの戦いをしてきたか、皆が知っている。オカミは本物だからね」

──そのユーシンを破って、去年の12月にホウジマール・トキーニョに敗れてしまったタイトルに近づいたね。

「新しいキャンプが効果的ではなかった。しっかりと足関節対策を講じられてなかったんだ。何よりも自分の足関節に対するディフェンス技術を過信していた。もう、そんなことがないように今ではラスベガスでキャンプを行い、しっかりと対策するように考えが変わったよ」

──今現在の練習場所は?

「ワンキックス・ジムだよ」

──しかし、AKAを離れるとは驚いたよ。

「カリフォルニアでは13パーセントも所得税を支払わないといけないんだ。家族もいるし、少しは将来のことを考えないといけないからね。フィル・バローニがワンキック・ニックを1年ぐらい前に紹介してくれたんだ。少し一緒に練習して、彼は素晴らしいコーチだと分かった。それに彼にはMMAコーチが必要だったから、ちゃんと条件を話し合ってラスベガスに移ることにしたんだ。ジムの生徒たちも結果を残し始めているので、これかワンキック・ジムがMMA界を賑やかにさせることを願っているよ」

<この項、続く>

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