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【RFC11】久米鷹介(01)「RFCはプロとして、選手を扱ってくれる」

Takasuke Kume

【写真】ALIVEの秘密兵器!!=猫トレーナーのミットにパンチを打ちこむ久米鷹介。決戦まで2週間、仕上がりは上々だ(C)MMAPLANET

4月13日(土・現地時間)にソウルのオリンピック・ホールで開催されるRFC11でナム・ウィチョルとRFCライト級王座決定戦を戦う久米鷹介。

昨年3月のRFC初出場から、充実の1年を過ごしライト級トーナメント決勝戦に挑む久米に、まずはRFC、韓国で戦った1年を振り返ってもらった。

――あと2週間でRFCライト級王座決定戦、ナム・ウィチョル戦を迎えます。現在の体調はいかがでしょうか。

「調子は良いです。体重も今朝で78キロで、試合の2日前に現地入りするのですが、76キロぐらいで行こうと思います。何か北朝鮮と大変なことになっているようですが、ニュースでその週は危ないなんてことを言っていたので、何事もないことを願っています。でも、韓国の方は常にそういう緊張感を持っているのかもしれないですね」

――それはもう、日本人とは違う感覚を持っているのでしょうね。それに久米選手の試合云々でなく何事も起きないことが、世界の平和のためですからね(笑)。

「いや、本当にそうですね」

――そういえば、このトーナメントが始まった昨年9月の大会は、竹島問題でかなり対日感情が悪化していると報じられているなかでの試合でした。

「でも、全くブーイングとかなくて。凄くお客さんも応援してくれて、驚いたぐらいでした。RFCの関係者の方も本当に良くしてくれていますし」

――昨年の3月、初めてRFCで戦った時、1年後に王座をかけた試合をするようになると思っていましたか。

「全然思っていませんでした。オファーも急だったのですが、とにかく試合をこなそうと思って出場したので。それがトーナメント戦につながるとは期待もしてなかったですし、トーナメント戦自体も、他の階級は1日で2試合とかあったのに、ライト級だけは1日1試合というペースで試合ができて良かったです。

最初の試合の時は、マットが硬くて驚いたのですが、それ以外のオーガナイズに関しては、想像していたよりずっとスムーズでしたし、全く不満に思うことはなかったです。海外の試合といっても移動時間も少ないですし、計量の前の日に現地に入り、計量も泊まっているホテルで行われるというのは有難いです。

東京で試合をする時に、計量当日に新幹線に乗って移動するのと比べると……。水抜きが必要な減量は、本当に厳しくて。新幹線に乗っている間、水抜きが無理だから、コンディションの悪いような状態で長時間過ごさないといけないのは、明らかにハンディになってしまいます。それが前日にホテルに泊まって、ぎりぎりまで水抜きをして計量に臨むことができますから、凄く有難いです」

――それだけ戦いやすい環境を整えてくれるということですね。

「本当に戦いに集中できます。計量のあと、対戦相手と同じ空間で夕食をするのは、どこか不思議な感覚ですけどね(笑)。でも、広いところで食べているので顔を合せないですけどね。食事もビュッフェのスタイルで、とても食べやすいです。

韓国はいくらでもお米が食べられるので、凄く日本と近い環境があります。主催者に何か問い合わせをしても、すぐに対応してもらえますし、レスポンスが良いです。プロフェッショナルとして、選手を扱ってくれるのでジョン・ムンホン代表に凄く感謝しています。だから、RFCにはどんどん強い選手が集まってきているんだと思います」

(この項続く)

■RFC11対戦カード

<RFCライト級T決勝/5分3R>
ナム・ウィチョル(韓国)
久米鷹介(日本)

<フェザー級/5分3R>
ヨアキム・ハンセン(ノルウェー)
ソ・ドゥウォン(韓国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ティエリー・ソクジュ(カメルーン)
ウィ・スンベ(韓国)

<ミドル級/5分3R>
ミノワマン(日本)
ソン・ヘソク(韓国)

<ウェルター級/5分3R>
ルイス・ラモス(ブラジル)
チャ・ジョンファン(韓国)

<ライト級/5分3R>
ムラット・ハズガン(トルコ)
イ・ヒョンソク(韓国)

■Young Guns07対戦カード

<RFCバンタム級T準決勝/5分3R>
第5試合の勝者
第4試合の勝者

<RFCバンタム級T準決勝/5分3R>
第3試合の勝者
第2試合の勝者

<RFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
イ・ユンジュン(韓国)
キム・ホジュン(韓国)

<RFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
アラン・ヨシヒロ(日本)
ソン・ミンジョン(韓国)

<RFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
クァク・ミョンシク(韓国)
ホン・ジュンギ(韓国)

<RFCバンタム級T準々決勝/5分2R>
佐藤将光(日本)
ムン・ジェフン(韓国)

<RFCバンタム級T補欠戦/5分2R>
イ・ギルウ(韓国)
キム・ソンジェ(韓国)

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