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【UFC173】菊野克紀 「触れれば、相手は倒れます」

2014.04.04

Kastunori Kikuno

【写真】「触れれば倒せる」、「日々、強くなっている」などなど、インタビュー中は頼もしい言葉が次々と聞かれ、満面の笑みを浮かべていた菊野克紀 (C)MMAPLANET

5月24日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスMGMグランドガーテン・アリーナで開催されるUFC173「Barao vs Dillashaw」で、トニー・ファーガソンと戦う菊野克紀インタビュー後編。

ボーリングの球のようにゴロゴロゴロと動く――そんな誰も見せたことのないMMAの戦い方を如何に実践できるのか。菊野の力強い言葉を、引き続き訊きたい。
<菊野克紀インタビューPart01はコチラから>

──そのゴロゴロゴロは、どの高さの拳、左右どちらでも使えるモノなのですか。

「ハイ、使えます。自分の姿勢、態勢がゴロゴロゴロと行って、そこから手を出せば常に重たいです。何をしても……、触れば相手は倒れます」

──おぉ、それは楽しみです。その感覚は、どのようにして身につけることができたのですか。

「沖縄拳法空手の一番の基礎であり奥義、立ち方の稽古ですね。ナイハンチという型とセイサンという型を稽古するのですが、ナイハンチ立ち、セイサン立ちという立ち方があります。それは止まった立ち方ではなくて、その姿勢を作ったまま移動するという稽古なんですね。それが基本で奥義、強い姿勢を作り、ボーリング球のようにゴロゴロゴロと動く稽古です。それが組手のなかで出来るようになってきたんです」

──組手ということですが、それらをMMAのスパーのなかで再現できるということでしょうか。

「全く同じ動きではないですが、中身は同じということです」

──沖縄拳法空手で練られてきた動きをMMA用にアレンジできたと?

「MMA用にアレンジできたということではなく、型を組手に落し込めるようになってきました。これはMMAだけでなく、実際の戦い、喧嘩といえばおかしいですけど、ルールのない戦いでも僕は同じ動きをします。それができるようになったんです」

──そこまで言い切って、プレッシャーを感じることはないですか。

「おかげさまで日々、強くなっている自信があるので(笑)。仮に次の試合に負けたとしても、僕はまた強くなれるという自信があるんです。だから、もちろん勝ちには拘るのですが負けたらどうしようという気持ちはないです。1年後、2年後はもっと強くなれる」

──強くなるという気持ちは、イコール楽しくてしょうがないということですか。

「そうです(笑)。強くなりたくて格闘技をやっているので、楽しくてしょうがないです」

──強くなっていると菊野選手自身が感じるには、練習相手からもそのような声が聞かれるということでしょうか。

「あのう……、あんまりそういうことを言ってくれる仲間はいないんですけど(笑)、僕の方から『俺、強くなっているでしょ?』って尋ねると、『強くなっている』と言ってもらえます。あとですね、実際に5分のスパーリングの間に本当に殴っていれば、10回以上倒している――ということを僕も分かっているし、相手も分かっていると思います。二ケタ以上倒していますね、間違いなく」

──ガチスパーが出来ないからこそ、限定練習。菊野選手自身が、伝統派空手を実践しているようですね。

「そうですね。触れば、本当に倒してしまうんで」

──MMAグローブ着用でも、その感触は?

「ありますね。逆に触った方が倒せるんです。殴るというと、筋肉を使ってしまうんですが、触ると重心と骨格で打つことになるので」

──5月24日が、ひたすら楽しみになってきます。だからこそ、残り2カ月の体調管理をしっかりとして頂いて、ラスベガスでこれまでの言葉を実践してもらえるコンディションで戦ってほしいです。ラスベガスで戦うことについて不安はありませんか。

「時差が16時間、過去に戻るようなので、それがどういう風に影響するのか。行きの便をビジネスにするとか、現地入りを早くするかなどアドバイスを頂いたので、考えています。まぁ、やることは同じで、あまり気にするタイプでもないので。時差も含めて、良いかなって感じですね(笑)。今回、水垣選手が一緒なので、頼りになります。2度ほど、一緒に練習していますし」

──日本人選手が2人、大切な試合になります。とにかく万全の体調で試合に臨めること願っています。

「ありがとうございます。頑張ります」

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