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【Shooto2026#06】女子アトム級王者=青野ひかるに挑戦、徳本望美「テイクダウンを切れると信じています」

【写真】世界の車窓から、ではなく沖縄の車道から――前回のインタビューよりも表情に自信が増しているように感じられた(C)SHOJIRO KAMEIKE

27日(日)、東京都港区のニューピア・ホールでShooto2026#06が開催され、徳本望愛が青野ひかるの持つ世界女子アトム級王座に挑戦する。
Text by Shojiro Kameike

現在20歳、プロデビューから4連勝中の徳本にチャンスが訪れた。2026年に入りストロー級1位の杉本恵に判定勝ち。続いて4月に初の国際戦で、韓国のイ・ボベを下した徳本がベルトに挑戦する。長いリーチとコンパスを生かした打撃と寝技--その間にあるテイクダウンの攻防に関しても自信を見せる徳本。アトム級王者、青野の徹底したテイクダウンを切ることができるかどうか、まさに成長を示すための一戦となる。


やっとベルトを賭けて戦うことができる。ベルトを獲ったあとも強い人と戦える

――以前よりアピールしていたベルトに挑むことになりました。現在の気持ちを教えてください。

「はい!! もともとタイトルマッチのお話は来ていたんですけど、やっとベルトを賭けて戦うことができる。ベルトを獲ったあとも強い人と戦える――そう今後のことも考えるようになりました」

――修斗のベルトを巻いたあとのことを考えている。それこそ徳本選手が見据えてきた未来だと思います。

「以前は、その時に決まった目の前の試合を考えて練習するだけでした。でも最近……ですかね。その先のことを考えて練習するようになっています」

――「その先」とは、何を指しているのでしょうか。

「自分は海外で試合したいという気持ちが強いです。平良達郎さんをはじめ、UFCやONEで戦っているジムの先輩たちを見ていて自分も、『強い選手と戦いたい』という気持ちが強くなりました」

――――特に女子の場合、国内の環境も大きく影響してくるとは思います。RIZINで行われているのは主にスーパーアトム級(※49キロ以下)の試合で、アトム級の選手や試合も決して多くはない。海外でも、特にUFCが実施しているのはストロー級以上で。

「あぁ、そうですよね。まず自分自身はもっと体重を増やさないと、ストロー級で戦っていくのは難しいと思っています。今はアトム級でも減量がないぐらいで……」

――ジムの先輩たちを見ると、食べてガンガン練習したら、あれだけ体も出来上がってくると思うでしょう。

「アハハハ、はい。松根さんからも、いつも『食え、食え』と言われていて(笑)」

前回の試合から、全部やろうと思いましたね。打撃も、テイクダウンも、寝技も一つひとつ丁寧に

――前回、沖縄で勝利した時はもうベルト挑戦が確定していたのでしょうか。

「最初にタイトルマッチの話を聞いたのは、杉本選手との試合前ですね。あの時に『勝てば次はタイトル挑戦かも……』と言われてはいましたけど、試合で勝っても松根さんと『まだ経験値が足りていないんじゃないか』という話になって。だから1戦挟んで――ということで、沖縄の試合が決まりました」

――その試合が初の国際戦に。イ・ボベ戦の感想を教えてください。

「自分にとって良い経験になりました。初めて自分からテイクダウンに行ったりしたんですけど、何でもチャレンジすることで経験値も積めるし、レベルアップできたと思います」

――イ・ボベ選手もどんどん前に出て来る。打撃では下がらないから、組むしかない。

「メチャクチャ前に出て来る、本当に気持ちの強い選手でしたね。だから前に出て来る選手にどう対応しようか、と試合中は考えてテイクダウンのタイミングをうかがっていました」

――相手は振って来る打撃については?

「ワンツーを打ってくるのを想定して、そこに合わせてテイクダウンに入る練習をしていました。打撃は当てるけど、付き合わない。だから練習でもテイクダウンに入る回数を増やしたりとか、練習していたことが出た試合でした。

それでも相手は前に出続けてきて、守りも強いし、途中で自分も気持ちが折れちゃうんじゃないかと思いました。でもそこで諦めたら自分がやられるだけですし、沖縄の試合で応援もたくさん来てくれていたので、3Rまで攻める続けることができたんだと思います」

――国際戦を経験することで、海外選手の強さを実感することはできましたか。

「実感しました。前回の試合から、全部やろうと思いましたね。打撃も、テイクダウンも、寝技も一つひとつ丁寧に。練習でもそう意識するようになっています」

――練習内容や練習量も増えたり、変化したりしたのでしょうか。

「練習量は変わっていないけど、打ち込みを増やしたりとか、フィジカル・トレーニングに行ったりする回数を増やしました。おかげで以前よりも腰は強くなったと思います。ジムには男性が多いので、力では勝てないところがあるじゃないですか。でも細かい技術――足のフックだったり、ワキを差したりは力を使わずにできるようになったとは思っています」

――THE BLACKBELT JAPAN沖縄の場合、男子でもストロー級の選手が多いことも徳本選手にとってはメリットになるのではないか、と。

「そうですね。みんな強いし、男性と練習していると、試合では組んでも軽く感じたりしますよ。メチャクチャ良い練習ができています」

全ての場面で自分の良いところを見せて勝ち、チャンピオンになります

――今回対戦する王者、青野ひかる選手のレスリング力は、国内でも群を抜いています。

「試合を見ていると、本当にレスラーという感じが伝わってきますよね。杉本選手もレスリングがベースでしたけど、それ以上にテイクダウンに来る。打撃は付き合わず、倒しに来るというイメージがあって。でも今の自分は、そこの部分でも戦える自身があります。今の自分なら、壁レスでも、テイクダウンに来ても切ることができる。もちろん打撃では圧倒できると思っているので」

――あくまで割合の問題ではありますが、MMAにおいて相手に入らせないことと、入ってきた相手を切ることのどちらを意識していますか。

「相手がどう来ても対処できるように、練習ではどちらもやっていますね。MMAでは全部できないといけないので。距離を取って打撃を当てるのも作戦としては良いけど、メチャクチャ相手はテイクダウンに来ると思うので、どちらでもやりますよ。

青野選手がベルトを巻いた試合は、中村選手が打撃で勝つチャンスもあったと思うんです。でもそれ以上に中村選手の気持ちが出すぎちゃっていて――もう少し打撃の攻防は見たかったですよね。ただ、そんな相手にテイクダウンを狙い続ける青野選手は、とにかくレスリングに対する自信が凄いと感じました」

――そのテイクダウンを切る自信はありますか。

「そうですね……ジムでは軽量級の選手は皆、キワが強くて。そういう練習をしていると、私も試合ではテイクダウンを切れると信じています」

――キワの攻防と、組み伏せる試合展開については、斎藤裕選手がYA-MAN戦で素晴らしい内容を見せてくれました。斎藤選手も松根さんの指導を受け、その指導内容を見事に表現していたように思います。

「斎藤選手、メチャクチャ強かったですよね。細かいところが上手くて、自分もあれだけできたら良いなって思います。『アマチュア修斗をやっていれば……』という言葉があったじゃないですか。私もジムの先輩たちを見てアマチュア修斗に出るようになって、プロデビューして……自分もいつか大きな舞台に立てるんじゃないかと思えるような、斎藤選手の試合でした。

次の試合では私も、成長した姿を見せたいですね。相手がレスラーなので打撃主体になるかもしれないけど、一本を狙えるところは狙います。全ての場面で自分の良いところを見せて勝ち、チャンピオンになります!」

■視聴方法(予定)
9月27日(日)
午後1時45分~ U-NEXT

■Shooto2026#06 対戦カード

<世界女子アトム級選手権試合/5分5R>
[王者] 青野ひかる(日本)
[挑戦者] 徳本望愛(日本)

<環太平洋バンタム級選手権試合/5分3R
[王者] 川北晏生(日本)
[挑戦者] 中野剛貴(日本)

<世界女子ストロー級王座決定T準決勝/5分3R>
宝珠山桃花(日本)
erika(日本)

<世界女子ストロー級王座決定T準決勝/5分3R>
高田暖妃(日本)
高本千代(日本)

<フェザー級/5分3R>
ヒカル(日本)
齋藤翼(日本)

<ライト級/5分3R>
安海健人(日本)
岩倉優輝(日本)

<バンタム級インフィニティリーグ/5分2R>
武田勇輝(日本)
関根累(日本)

<バンタム級インフィニティリーグ/5分2R>
上杉隼哉(日本)
吉村拓海(日本)

<フェザー級/5分2R>
島村裕(日本)
吉越博司(日本)

<2026年度フライ級新人王決定T二回戦/5分2R>
宇佐美泰生(日本)
小鉄(日本)

<フライ級/5分2R>
伊藤琥大郎(日本)
アヂル・シェルフィ(フランス)

<ストロー級/5分2R>
緑真作(日本)
加藤皓己(日本)

<2026年度バンタム級新人王決定T二回戦/5分2R>
菊西拓馬(日本)
福田侑飛(日本)

<トライアウト フライ級/3分2R>
伊藤瑛大郎(日本)
斉藤冬翔(日本)

<トライアウト フェザー級/3分2R>
加藤岡善(日本)
佐藤哉羽(日本)

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