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【ONE FN22】ヤンが初回にダウンを奪うも、2RからジャブとTDで支配したマクラーレンが判定勝ち

【写真】2Rからマクラーレンの左ジャブ、右ストレートのヒット率が高まった(C)ONE

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
リース・マクラーレン(豪州)
Def.2-1
フー・ヤン(中国)

ヤンがマクラーレンのパンチに右のカウンターを合わせる。マクラーレンは右ローから左ジャブを突く。ヤンが左手の指を伸ばしていると、レフェリーから注意が入った。再開後、ヤンはワンツー、右ローを放ってサークリングする。一気に距離を詰めたヤンの右が当たり、マクラーレンがダウンを喫した。ヤンの足にしがみつくも倒せず、試合はスタンドに戻る。ヤンが左右のフックでマクラーレンを追い込んでいく。マクラーレンはサウスポーにスイッチし、シングルレッグで組んでバックに回る。ヤンがクラッチを切って離れた。

マクラーレンはミドルからシングルレッグで入るも、ヤンがカットする。なおも組みつくマクラーレンを振り払った。ヤンが左フックを効かせるも、マクラーレンがシングルレッグからバックを奪い、左足を差し込み引き倒した。グラウンドに持ち込んだマクラーレンがバックマウントを整えていく。ヤンが反転して立ち上がる。スタンドではヤンの右ボディから左フックがクリーンヒット。マクラーレンのシングルレッグを切ったヤンが、一瞬ボディロックで組み、離れる。マクラーレンのシングルレッグを突き放したヤンが距離を取って初回を終えた。

2R、オーソドックスに構えるマクラーレンが右ローを繰り出す。さらに右カーフを当てると、ヤンも右ストレートでマクラーレンの顔面を跳ね上げる。サウスポーにスイッチしたマクラーレンは右フックから組みついたが、ここはヤンが離れた。ヤンの右ハイをかわすマクラーレンは、右ヒジを見せ、さらにシングルレッグで組むもテイクダウンには持ち込めない。足を使うヤンに対し、マクラーレンは左ジャブを突く。ニータップからバックに回ったマクラーレンは、右足を差し入れるも引き倒せず。さらにリフトアップで崩せないが、ヤンをコーナーに詰めて後ろに引き倒した。

すぐさまヤンがスクランブルに持ち込み、立ち上がる。スタンドに戻るとマクラーレンのパンチがヤンの顔面を捉える。やや疲労が見えるヤンに対し、シングルレッグでクリーンテイクダウンを奪ったマクラーレンがパスした。うつ伏せになったヤンのリストを抱え、パンチで削るマクラーレンは、ヤンの左腕を取って腕十字を狙う。これはスッポ抜けてヤンに立たれてしまったが、ラウンド残り時間もプレスを掛け続けた。

最終回、マクラーレンが右カーフから右フックへ。組みつけずも左ジャブを当て続ける。ワンツーを伸ばしてヤンを下がらせるマクラーレン。ヤンは下がりながら左インロー、右ハイから左スピニングバックキックに繋げるも空振り。マクラーレンが左ジャブでヤンにロープを背負わせる。ヤンもテイクダウンを狙うが状況を打開できない。組みも交えてヤンを追い込んでいくマクラーレンは、頭を下げるヤンに左ジャブを浴びせる。

シングルレッグからバックを奪ったマクラーレンは、ヤンがコーナーに体を預けると一旦離れ、ダブルレッグで背中を着かせた。すぐにヤンは立ち上がったが、マクラーレンもパンチを当ててから組んでいく。シングルレッグ→ダブルレッグ→バックへ。コーナーに詰められたヤンが正対する。ここでもマクラーレンは一度離れ、ダブルレッグでグラウンドに持ち込むとバックを奪う右腕をヤンの首に回す。RNCが極まらないと見るや、マウントからパンチを連打して試合を終えた。

2Rからマクラーレンが完全に支配したと思われたが、1Rのダウンが効いたのか。判定は割れたもののマクラーレンが勝利を収めた。


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