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【ONE FN16】左フックでダウンを奪い、カーフを効かせたアディワンがミアドにリベンジ

【写真】カーフで試合は決まった!!(C)ONE

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
リト・アディワン(フィリピン)
Def.3-0
ジャレミー・ミアド(フィリピン)

軽いローを見せた両者、アディワンが思い切り右を振るう。そして鋭いカーフを蹴ったアディワンに対し、ミアドが跳びヒザを狙う。左フックを被弾したミアドがダウン。シングルに出ると、アディワンが切りながら殴る。そのままリフトしたミアドは、クリンチの攻防となりボディロックも、頭を抱えたアディワンが投げを決める。

すぐにスタンドに戻った両者、アディワンの右にミアドが左を合わせようとする。持ち直したミアドにカーフを入れたアディワンは、左ボディから右フックを振るうが、ミアドもカウンターで待ち受ける。アディワンの蹴りが急所に入ったか、一旦ブレイクが掛かる。再開後、やや落ち着いたなかでアディワンがステップインしてワンツー、左フックを放つ。さらに右ミドルを入れたアディワンが前に出ると、ミアドも左フック。スピニングバックエルボーのアディワン、ミアドもロングの右フックも空振りに。それでもアディワンが慎重にならざるを得ない勢いのあるミアドのパンチだった。

2R、ジャブを伸ばすミアド。アディワンは左ミドルを返す。ミアドは左ボディストレートを伸ばし、左ローへ。スピニングバックフィストを当てたアディワンだが、正攻法で崩すことはできないか。それでもアディワンはロングの右、左フックを振るう。ミアドはカウンター狙いの姿勢を崩さないなか、右ストレートを伸ばす。スウェイでかわしたアディワンが直後に右を繰り出す。なかなか拳のクリーンヒットがないなか、アディワンが左ミドルを決めた。

右に右ローを合わせたミアドが、前に出る場面が増える。アディワンは右カーフを入れ、構えを変えたミアドがオーソに戻してワンツーを決めた。回るアディワンは右カーフを連続で入れ、ミアドは再び構えを変える。完全に左足を効かされたミアドが、厳しい状態に陥り最終回を迎えることとなった。

3R、ワンツーから右カーフのアディワン。姿勢を乱し、構えを変えたミアドはオーソに戻すとカーフを蹴られる。そのカーフに右を合わせようとするミアドだが、カーフの威力にサウスポーに構えをかえる。そこに右ボディフックを入れたアディワンは、ボディストレートと距離の位置からパンチを振るう。オーソになれば左足を蹴られるミアドは、サウスポーでジャブや左を伸ばすが、やはり踏み込みは甘くなってしまうか。

逆にアディワンが右ストレートを当て、左ミドルをブロックして右フックを入れる。残り2分を切り、アディワンはミアドの動きを見て左アウトローで右足も標的に。ミアドの飛びこんだパンチは勢いがなく、アディワンは余裕で足を使う。笑顔を見せて右を繰り出したアディワンだが、やりあう必要はなく時間を迎えた。

1年8カ月ぶりの再戦、リベンジを達成したアディワンは涙を浮かべた。
 

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