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【BRAVE CF60】修斗ブラジル・フライ級王者アウベスがセンテーラを下し「カポエイラを世界に広めたい!!」

<フライ級/5分3R>
エジウセ・アウベス(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ショーン・センテーラ(米国)

修斗ブラジル・フライ級王者アウベスと、米国フライ級のパイオニアの対戦。とはいえ37歳のセンテーラに対し、アウベスは39歳だ。左ハイから前に出るアウベス、センテーラは右ローをチェックして組むタイミングを伺う。右肺からシングルに出たセンテーラは、そのままバックに回りスタンドでワンフックする。

両足をフックしたセンテーラは寝技に持ちこむが、鉄槌を受けたアウベスがヒザ立ちから足り上がる。落とされないようワンフックに戻したセンテーラがエルボーを側頭部に入れて絞めを狙う。アウベスは手首を掴んで懸命に締めを防ぐ。そのまま時間が過ぎ、残り30秒でセンテーラが頭部にエルボーを連打し、腕十字に移行もアウベスが腕を抜いてパウンドを連打。最後は完全に形成逆転となり、背中を見せたセンテーラを殴りつけた。

2R、打撃で圧を掛けるアウベスが、センテーラのステップインにヒザを放つ。この際に足の甲が急所に入り、センテーラが苦悶の症状を浮かべる。再開後、左ミドルから右オーバーハンド、そして左ハイを狙ったアウベスに対し、センテーラはダブルレッグでダイブもスプロールされる。ダブルから引きこんだセンテーラに対し、アウベスは手をマットについて、カポエイラのような後ろ回し蹴りでローを狙う。

残り2分20秒でブレイクが入り、試合はスタンドへ。スピニングバックキックをかわされたセンテーラは、シングルレッグが決まらないようになっている。アウベスも単発の打撃、マイアルーアや跳びヒザという派手な技を見せるが、ダメージを与える有効打はなかった。

最終回、開始直後にシングルレッグからケージに押し込み、ダブルレッグ→ボディロックでセンテーラがテイクダウンを決める。ガードを強いられ、下からエルボーを繰り出すアウベスは、スクランブルでバックを譲らないよう引き込むが、ハーフで殴られる。結果、嫌がったアウベスの立ち上がり際にバックに回ったセンテーラ。アウベスはガードを取り直し、ハーフで再び殴られる。スクランブルでバックから落とされ、トライアングルから腕を狙ったセンテーラだったが、ここは腕を抜いたアウベスがシングルにペルビアンネクタイを仕掛ける。

立ち上がって防いだセンテーラだが、続くシングルを潰されワキ腹にエルボーを連打される。引き込みなおしたセンテーラは、パスを許し、サイドで抑えられる。足を戻し、アップキック狙いのセンテーラ。蹴り足を捌いてパスの圧を掛けるアウベスが、キムラにもエルボーを落としていく。パウンドを落とされスクランブルに持ち込もうとしたセンテーラは亀になり後方から殴られ、最後は上を向いてガードを取ったところで時間となった。

初回はセンテーラ、2Rはアウベス。最終回は後半のコントロール&パンチでアウベスが取ったか。結果、ジャッジは3者とも29‐28でアウベスを支持した。層の厚いBRAVEフライ級戦線に加わったカポエイラ技を見せる面白いファイターはバンタム級に転向したホゼ・トーレス戦をアピールし――「マトグロッソで習得したブラジルのMMA、ブラジルのカポエイラを世界に広めたい」と話した。


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