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【Bellator276】猛牛=キーラ・バタラ×闘牛士=ディアナ・アフサラゴワは、闘牛士が刺しまくりの完勝

<女子フライ級/5分3R>
ディアナ・アフサラゴワ(ロシア)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
キーラ・バタラ(米国)

バタラがタッチグローブから走り込むようにパンチを放って前に出る。回りながらパンチを入れるアフサラゴワは、組まれてダブルレッグを切って離れる。それでも足にしがみつくバタラは、足を抜かれても大振りの左右のパンチを振るう。ここから試合を落ち着き、40秒ほど経過し、またもバタラが左右のフックからドタバタ前に進み組んでいく。

これもテイクダウンができず、疲れること必至のバタラに対し、アフサラゴワは前蹴り、前進にワンツーを入れる。左ロー、左リードフック、形が悪いがそこにしか活路がないという判断なのだろう――バタラはアフサラゴワにカウンターを打たれても、この動きを続ける。そして右を打ち込まれ、ワンツーを被弾してついに下がり始める。アフサラゴワはワンツーから蹴りとラッシュをかけて初回を取った。

2R、バタラは頭を下げフックでステップインも勢いは初回ほどない。そしてワンツーのカウンターを受ける。アフサラゴワは待っていれば当たるが、バタラは姿勢を乱したとこで組み付く。強引な後方へテイクダウンを潰して上を取ったアフサラゴワに対し、バタラはバックを許さずスクランブルでスタンドへ。

踏み込みはなくても、ハンドスピードは速いバタラ……は知らない方が良いボクシングができそうだが、目的はテイクダウン。なら倒しきりたいところだ。その勢いを全く引かず、正確なカウンターで迎え撃つアフサラゴワはアッパーが欲しい。いずれにせよ、バタラは自分の動きでセルフグライディングといえるほど、削られて2R終了を迎えた。

最終回、圧を掛け始めたアフサラゴワに対して、ついに右腕を差すことができたバタラがケージに押し込む。しかし、テイクダウンができなかったバタラは完全に落ちる。それでも声を出し、前に出るバタラがジャブを前進を止められる。残り1分、アフサラゴワは足を使い、ジャブ&右を繰り返すが、最後の20秒でバタラが組んでダブルレッグへ。スプロールしたアフサラゴワに、最後はダックアンダーからバックを伺い、後方に崩そうとしたバタラだったが、最後まで背中をつかさせることができず15分が終わった。

結果は当然、アフサラゴワが3‐0の判定勝ちを手にした。


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