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【UFC242】互角の展開のなかでプレッシャーを強めたカルダーウッドが、リーを2-1で破る

<女子フライ級/5分3R>
ジョアン・カルダーウッド(英国)
Def.2-1:30-27.29-28.28-29
アンドレア・リー(米国)

ワンツーで前に出るリーを、カルダーウッドが右ジャブで迎え撃つ。右ローには右を当てるカルダーウッドだが、リーも負けじと左ジャブを当てワンツーで左フックを届かせる。さらにボディにワンツーを入れたリーは、ローを蹴られ左ミドル、左フックを入れる。続けてボディにパンチを当てたリーが、ボディへのパンチを再び見せるとカルダーウッドがヒザを突き上げる。左足を持ち上げてテイクダウンを決めたカルダーウッドは、立ち上がったリーとの離れ際に右エルボーを打ち込む。リーも右ミドルをキャッチしてテイクダウンを奪うとパスへ。懸命にハーフで耐えるカルダーウッドにエルボーを落とし、ついにはパスを決める。最後はニーインベリーの形で抑えたリーが初回を取った。

2R、カルダーウッドがジャブから前蹴り、右エルボーを狙う。組んだリーがケージに押し込みヒザを腹に入れて離れる。左ジャブの相打ちからシングルレッグ、腰をコントロールしてトップを取ったリーがレッグドラッグの要領で足を束ね、左のパンチを打ちつける。背中を見せたカルダーウッドは立ち上がり、後方へのエルボー。リーはボディロックでテイクダウンを狙う。エルボーを打ち合って離れた両者、カルダーウッドが左ジャブを当て、組んできたリーにヒザを突き刺す。

リーはワンツーから左ミドル、カルダーウッドがボディロックでケージに押し込みヒザ&ヒジを入れる。組の展開で疲れたのか、動きが落ちたリーにカルダーウッドがテイクダウンを決める。スクランブルでは後方からヒジを入れたカルダーウッドがラウンドを取り返したか。あるいは序盤のリーの攻勢を取ったか、判断の難しいラウンドとなった。

最終回、左前蹴りを見せたカルダーウッドにリーが組みつくがテイクダウンは奪えない。蹴りを交える打撃戦でプレッシャーを強めたカルダーウッドがワンツーから左ミドルを蹴る。さらにボディブローに続き、前蹴りで腹を攻撃するカルダーウッドに対し、リーも腹に蹴りを変える。ジャブの打ち合いから、リーが右フックを当てる。カルダーウッドの前蹴りの直後に組んでいったリー。離れ際にエルボー、左ミドルを入れ直後にシングルレッグでテイクダウンを奪うと、スクランブルで背中に飛び乗る。

ここが乗り過ぎて、自ら着地したリーにカルダーウッドがシングルレッグを仕掛ける。耐えたリーがヒザ蹴りから、押し込み返す。残り1分で離れた両者、直後にシングルを切ったカルダーウッドは、それでも組んできたリーにヒザ蹴りを見舞っていく。リーは首相撲&ヒザ蹴り、カルダーウッドがボディロックからテイクダウンへ。すぐにリーも立ち上がり、組み合いのなかでタイムアップを迎えた。

初回はリー、2Rと3Rがどのように判断されるか。結果、カルダーウッドがスプリットで判定勝ちをモノにした。


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