【Shooto 30th Anniv.】岡田遼、判定勝ち。対抗戦は修斗が3勝も、恐るべきサクレッグのポテンシャル
<バンタム級/5分3R>
岡田遼(日本)
Def.3-0:30-27.30-28.29-28
ジアン・クラウド・サクレッグ(フィリピン)
対抗戦は既に修斗の勝利。環太平洋王者の岡田はMMAデビュー戦のサクレッグに、しっかりと勝利することが命題だ。まず右ローを蹴ったサクレッグ、そのまま勢いのある右ローをサクレッグが続け、ワンツーへ。後ろ回し蹴りをよけた岡田だが、ローを蹴られることが多い。組みに行った岡田だが、サクレッグは慣れてロー、ミドルを蹴っていく。
岡田はサクレッグの右にダブルレッグを合わせ、一度ケージに押し込んでテイクダウンに成功する。足をきかせ、パスを許さなかったサクレッグ。岡田はスクランブルにギロチンを合わせるも、サクレッグは頭を抜いてトップを奪取。岡田はガードを取った状態で初回を戦い終えた。
2R、初回と同様にサクレッグはローを見せるが、勢いは落ちている。必死に距離をつめてテイクダウンを決めた岡田が、ハーフでコントロールし時間をかけてパスを決める。岡田はサイドで抑え、エルボーを落とす。ケージを背に立ち上がろうとしたサクレッグを潰した岡田はここも右ヒジを打ちつける。左目じりをカットしたサクレッグにドクターチェックが入る。スタンドからの再開となり、岡田が右ローを蹴りラウンド終了となった。
最終回、右を当てたサクレッグ。岡田は距離をとり直すも、サクレッグは右ローを入れダブルを切る。なりふり構わず、ダブルを続けた岡田がケージを背負ったサクレッグからテイクダウンを決める。ヒジを入れ足を抜きに掛かる岡田は、左ヒジを連打する。左腕を差し戦意を保ち続けるサクレッグは、ついに立ち上がり、上を取り返す。
サクレッグはサイドで抑え、スクランブルでもがぶってパンチを連打する。最後は強引にバックに回ろうとしたサクレッグを潰してトップを取った岡田が、パンチをまとめてタイムアップに。結果は3-0で岡田の判定勝ちも、サクレッグのポテンシャルの高さは「出直します。ラカイは恐ろしい」という勝者の言葉に表れていた。