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【Shooto】宇野薫を相手に防衛、修斗世界フェザー級王者・斎藤裕─03─「自分が何を目指すのか──」

Yutaka Saito【写真】次戦への過程は、プロとして斎藤裕にとって非常に大切なモノとなる (C)MMAPLANET

4月23日(日)、浦安市・舞浜アンフィシアター大会で修斗世界フェザー級王座防衛戦を宇野薫相手に戦い、防衛に成功したチャンピオン斎藤裕インタビュー最終回。

宇野戦を終え、キャリアアップへ向け次が確定していなかった斎藤は、名古屋へ赴き日沖発に会っていた。国内MMA界を代表する人当たりの良さを誇る2人の合体により、斎藤は今後への道をどのように考えるようになったのか。

<斎藤裕インタビューPart.01はコチラから>
<斎藤裕インタビューPart.02はコチラから>


【日沖発という人に触れられて良かった】

──今後に関して、国内外で選択していくことになりそうですか。

「う~ん、自分が何を目的に格闘技を続けていくのかが大切だと思っています。それによっては国内の他のプロモーションで試合をすることになるかもしれないですし、海外に出てく方に傾くかもしれない。

自分のなかでコレっという目指すモノがいない状況では、次に関してもハッキリとしたことは言えないです」

──SNSで名古屋に行ってstArt JAPANで日沖発選手に会ってきた写真がアップされていました。

「ハイ、会ってきました!! もともとパラエストラ小岩にいた方が、名古屋に転勤になってALIVEに所属するようになったんです。ホント、その方からとの縁というものが不思議で。4年前に送別会を開いた時に上田将勝さんが来られていて、初対面だったんですけど、そこから一緒に練習させてもらうようになったんです。

今回も名古屋に行ったその方と日沖さんが仲が良いということで、引き合わせてもらいました。宇野さんとの試合後、勝っても負けても名古屋に行きますって約束をしていて、『だったら日沖さんに会えるようにいっておきますよ』という流れになったんです。

試合前なので申し訳ないので──と伝えていたのですが、『気にしないで来てください』って言って頂いて。そこで色々な話をさせてもらいました」

──自分のなかでは清潔感という部分で、日沖選手と斎藤選手は重なるモノがあります。

「いやぁ……日沖発という人に触れられて良かったと思える、名古屋滞在でした。ちょっとこう……独特というか、進路に関してもオープンに深く、話を聞いてもらえました。ゴング格闘技で格闘技・幸福論っていう特集をやったじゃないですか?」

──ハイ。格闘技をする理由として収入を得るため、自己証明、強さへの探求心、その他の理由を円グラフで表してもらった企画です。

「日沖さんが、『それを考えたら良いんじゃないなか?』って助言してくれました。日沖さんはGSPを凄く尊敬しているのも知りました。TKOに出た時にチームメイトに勝った日沖さんに祝福の言葉を掛けてくれたり、出稽古に行った時も本当に良くしてくれて、トップ選手はああいう風なロールモデルであってほしいというような話もしてくれましたね。

僕も同じ考えです。あと一緒にジムをやっている前田桂さんにも初めてお会いすることができました」

──私を始め、数多くのMMA界の人間がお世話になり続けた皆の恩人です。

「いやぁ、ああいう裏表のない人がいるんだなって驚きました。面白くて良い人で。日沖さんと前田桂さんは僕の分まで自転車を用意してくれていて、『せっかくだから名古屋城まで一緒にいきましょう』って誘ってくれたんです。その道すがら練習について話してくれたり。ホント、そこまで準備してくれていることが凄いなって素直に思いました。

人間的に良いモノを吸収できました。ああいう人柄に触れることができて、名古屋に行って本当に良かったです。対戦するとか、そういうことは全く関係なく──良い時間を良い人と共有できました」

【選手としては強くなり続ける。そのためにプロとしての選択を】

──今後について見えてきた部分はありましたか。

「選手としてはとにかく強くなり続けて、上を目指すというのは変わりないです。その部分がなければ、練習もどこかで妥協してしまうでしょうし。そういう日々が続くと、試合を戦っても『こんなはずじゃなかった』という気持ちになってしまう。その軸は絶対に変わらないです」

──マイク・グランディにリベンジしたいという気持ちは?

「それは当然あります。このままでは終われないです。ただ、グランディに勝つには練習方法も色々と修正が必要になってきます。米国のレスラーと定期的に肌を合わせ、そのスパーリングを見てアドバイスを貰えるような環境を作っていかないと、良い勝負はできてもKOまで持っていくことができないと思います。

それが今の正直な想いです。だから、そういう環境を整えるためにもプロとして条件を揃えて試合に臨む必要があると考えています。そこはプロとして考えていきたいです。

自分勝手な選択ができない部分もありますし、周囲と話して今後を見極めていきたいです。宇野さんとの試合を通じて、精神的にもかなり鍛えられたと本当に感じています。なので、自分が何を目指すのかが見えてくれば、そこに向かって突き進みます!!」

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