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【Pancrase & HEAT】ボントリン戦を経て、春日井健士の決意<02>「同い年の和田選手に負けたくない」

takashi-kasugai【写真】目指すはUFCだが、RIZINも気になると正直な意見を口にした春日井 (C)MMAPLANET

HEATフライ級チャンピオン、そしてパンクラス・フライ級戦線の台風の目=春日井健士インタビュー後編。


順風満帆な2016年の最後にはまった落とし穴。体重超過のホジェリオ・ボントリンに腕十字を極められたことで、春日井は何を学んだのか。

2017年、いや次の一戦に賭ける春日井の口からとあるファイターの名前が飛びだし、熱い口調が戻ってきた。

<春日井健士インタビューPart.01はコチラから>

──ここがUFCという目標に向かって、仕切り直しではあるということですね。

「長い目で見た時に、あの試合を受けたことが良かったと思えるようにしないといけないです。だからこそ、次の試合が大切になります。次の試合で、あの経験が生きないのであればやはり考えます。

ここで辞めますとは言わないですけど、ああいう形でボコボコにされたのに、それを生かせないとなると……」

──その次というのはいつぐらいを考えていますか。

「腕のケガもあったので、少し間をおいて自分を進化させたいと思っています。練習メニューなんかも館長と改めて相談して、組み替えていくつもりですし。ただ、2月19日にHEATがあるので、自分も出たいという気持ちはあります。ただし、腕のケガをして練習のことも考えると、厳しい面もあるので、ここもまた館長と話し合っていきます」

──ボントリンの腕十字が極まってから、タップまで間があった分だけケガをしてしまったということですね。

「ちょっと我慢し過ぎましたね……。本当にあの強烈な作りは経験したことはなかったです」

──とりあえずケガを治してHEATとパンクラスでキャリアの再構築に入ると

「ハイ。こんなこと言える立場ではないですが、またHEATでも良い相手を当ててもらい、パンクラスでフライ級のベルトを目指したいです。HEATチャンピオンとしてパンクラスのチャンピオンを狙いたいです」

──そのフライ級KOPの神酒龍一選手が3分×3R戦で古間木選手に敗れたことで、タイトル戦線はどうなるのか混沌としてきた感もあります。

「僕の中でタイトル挑戦に一番近いのはマモルさんだと思っています。3分×3Rと5分×5Rは別モノです。でも、まさかチャンピオンが負けるとは……。僕の試合の前だったのですが、こんなことがあるんだって驚きました」

──ところでRIZINではフライ級が盛り上がり、何か動きがみられるかもしれないです。

「う~ん、実はずっと和田選手と戦いたいと思っていたのですが、今の僕にはまだ早いかと思います。ただし、次の試合で進化できたところを見せることができれば、和田選手のような強い選手とは戦ってみたいです。

僕と和田選手は同い年なのですが、和田選手がプロデビューした時は僕はまだアマチュアでも試合に出始めたかどうかって頃だったんです。あの頃、和田選手の試合を見て、同い年なのにもうプロなんだって意識するようになったんです。

年上よりも、年下よりも同い年の選手には負けたくないっていう気持ちになります。年下や年上にももちろん負けたくないのですが、同い年の方がより意識します。

和田選手はRIZINに出て、TVにも出て凄いとは思うのですが、負けたくないです。でも、今やってもまだ勝てない。成長しないといけないですね」

──やはりフジTVに自分の試合が流れるというのは魅力的ですか。

「う~ん、RIZINでフライ級の強い選手が集まるというのであれば、オファーがあればそれは出たいです。そんなこと言える立場ではないのですが……。ただし、目指しているのはUFCなので1Rが10分よりも、5分×3Rでケージで戦いたいという気落ちは強いです。

ただ、同時に和田選手は元谷選手がTVに出ているのを見ると……。僕はPRIDEは余り知らなかったのですが、HERO’Sを見ていたので、TVでやる格闘技に憧れは有ります。

一番はUFCやパンクラスがああいう風に地上波の大きなTV局で放送があれば……なんですけど」

──そのUFCで扇久保選手がTUFの決勝まで行きました。

「個人として嬉しいです。でも、僕は扇久保選手なら優勝して、DJに挑戦するところが見たかったです。それに……準優勝だった扇久保選手が契約できたのかどうか……分からないですし、日本人選手は嫌われているんですかね?」

──う~ん、好き嫌いではなくスタイルや日本の市場が盛り上がっていないことは関係しているのかとは思います。

「とにかく、僕はもう次の試合までUFC云々は口にできないです。自信も失いかけていたし。あそこまでボコボコにされ、悔しさも感じられなかったぐらいでしたから。

でも、一からやり直します。これまでは色んなことをやり過ぎていました。そして、試合になると頭が真っ白になってしまって。自分の得意分野、その幹を育てて枝葉をつけないと……。幹の方を強化して行こうかと考えています。

そこはボントリンと戦っていないと気付かなかったことなので。何度も言っていますが、ケガを治して次の試合です。とにかく次の試合は、僕の存在証明となる戦いになります」

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