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【UFN81】一見の価値あり?? いや必見、クリス・ウェードのリバーサル

Wade【写真】一見、いや必見のフォーススタイル系リバーサル・テクを持つクリス・ウェード (C)MMAPLANET

17日(日・現地時間)、マサチューセッツ州ボストンのTDガーデンで行われるUFC Fight Night81「Dillashaw vs Cruz」。全13試合のロングラン興行、Fight PassとFox Sports1で中継される(※日本ではFight Pass)プレリミから、メディ・バグダッドと対戦するクリス・ウェードに注目したい。

キャリア10勝1敗、UFCでは3連勝中だが特に評価が高いファイターではない。逆にテイクダウンを軸とし、打撃を導入で使う彼のファイトは、米国ではブーイングの対象ですらある。D-IIIレスラーのウェードはD-1オールアメリカンがぞろぞろと見られるMMAにあって、レスリング自体では特筆すべき戦績は残していない。

ただし、MMAとなると受けの強さとスクランブル・マヌーバは必見だ。フォークスタイル出身のレスラーが多いなかで、ウェードは他の誰もオクタゴンで見せない技の流れが存在する。左右両構えから蹴りやパンチを散らしてクリンチの状態に持ち込むと、首投げあるいは首を固めて払い腰でテイクダウンし、袈裟固め。ここから相手の反応に合わせてトップキープしマウントを奪取していく。

米国のレスラーでマウントを取る珍しいタイプのウェードは、テイクダウンを切られてがぶられた状態でも、相手のリストをコントロールし、そのままレッグスナップでテイクダウンを取るなど、見落としがちな局面でらしさを発揮する。特にがぶられた状態や下になった時に、自らの頭を相手の股の下にいれ、ヒザをついた状態で抱え上げてトップを取り、そのままローシングルからピンにつなげる動きを流用したホールディングダウンなど、目を見張るリバーサル能力を有している。

打撃に課題が残るウェードは、一発でテイクダウンを決められない。だからこそ、切られた場面やスクランブルの局面での武器を揃えている。離れた距離から左エルボーを見せ、そのまま右手で対戦相手の足を取りいくテイクダウンなども、打撃で戦いを掌握できれば必要のないコンビネーションだ。

もちろんウェードもスクランブルから一気にギロチン、あるいはバックを制してRNCという現代MMAの定番技術を有している。言ってみればそのような普通の試合で勝てるのか、あるいは泥臭さが必要となってくるのか。それは急遽代役出場となるバグダッドの力量にもよってくる──一見の価値があるウェードの試合だ。

■ UFN81対戦カード

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者] TJ・ディラショー(米国)
[挑戦者] ドミニク・クルーズ(米国/1位)

<ライト級/5分3R>
アンソニー・ペティス(米国/1位)
エディ・アルバレス(米国/4位)

<ヘビー級/5分3R>
トラヴィス・ブラウン(米国/6位)
マット・ミトリオン(米国/14位)

<ライト級/5分3R>
ロス・ピアソン(英国)
フランシスコ・トリナルド(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
パトリック・コーテ(カナダ)
ベン・サンダース(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ティム・ボッシュ(米国)
エド・ハーマン(米国)

<ライト級/5分3R>
クリス・ウェード(米国)
メディ・バグダッド(フランス)

<フェザー級/5分3R>
マキシモ・ブランコ(ベネズエラ)
ルーク・サンダース(米国)

<ライト級/5分3R>
ポール・フェルダー(米国)
ダロン・クルックシャンク(米国)

<フェザー級/5分3R>
チャールズ・ロサ(米国)
アウグスト・メンデス(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
イリル・ラティフィ(スウェーデン)
ショーン・オコネル(米国)

<バンタム級/5分3R>
ロブ・フォント(米国)
ジョーイ・ゴメス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
フランシマール・バローゾ(ブラジル)
エルビス・ムタプチッチ(米国)

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