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【UFC FX08】組技最強ジャカレ、待望のオクタゴン・デビュー

2013.05.14

Jacare

【写真】ついにオクタゴン初登場を果たすジャカレ・ソウザ。競技柔術で世界の頂点を究めた選手は、MMA転向後に組技同様の活躍ができることは少なくなっているなか、かつての盟友デミアン・マイアのようにUFCでも成功を収めることができるか、要注目だ(C)GONG KAKUTOGI

18日(土・現地時間)、ブラジルはサンタカタリーナ州ジャラグァドスウのアレーナ・ジャラグァで行われるUFC FX08「Belfort vs Rockhold」でホナウド・ジャカレ・ソウザがUFCデビューを果たす。

2001年から2005年までの5年間で、ブラジリアン柔術世界選手権=ムンジアルの紫帯~黒帯で自らの階級&無差別級で計8つの金メダルを獲得、ADCCサブミッションレスリング世界選手権も2005年に88キロ級を制しているジャカレが、遂にMMAでの世界の頂点へ挑み始める。

茶帯時代から黒帯で2年連続、ホジャー・グレイシーを無差別級で下しているジャカレは、その身体能力の高さと基本に忠実かつ正確な動きで、瞬く間に組み技の頂点を究めている。しかし、純粋グラップリングとMMAの競技性の違いが明確になるにつれ柔術の強豪が、MMAでも成功を収めることは非常に稀になってきた。そんななか、ジャカレはブラジルから日本という自らの長所で戦うことができるMMAでキャリアの序盤を重ね、満を持してストライクフォースで北米デビューを飾ったのが、2009年の12月だった。

すると3戦目でティム・ケネディを破り、ストライクフォース世界ミドル級王座を獲得し、UFCで再び輝き始めているロビー・ローラーをリアネイキドチョークで一蹴し、初防衛に成功している。しかし、2度目の防衛戦でルーク・ロックホールドの遠い間合いからの打撃とテイクダウン防御の前に王座を失った。このロックホールド戦の敗北により、ジャカレの北米MMA流の戦いの咀嚼が一気に加速した。

組技の強いブラジル勢は、苦手な打撃を克服しようとトレーニングを積むと、試合でも無理に打撃戦を挑むという傾向が見られた。それはストライクフォースで戦うようになったジャカレも同様だったが、この敗戦を機に本来持つ強さを生かすための打撃に変貌を遂げたように感じられる。結果、組み技世界一のファイターは、その体幹の強さや俊敏さによって、アウトレンジから飛びこむパンチでKO勝ちを収めるほど打撃力もアップしている。

そんなジャカレ、UFC初陣の相手は本来、コスタ・フィリッポウというトップ5だったが、負傷でクリス・カモージに変更された。カモージはこれまで19勝5敗の戦績を残しており、UFCでも6勝2敗と4つも勝ち越している。とはいえ、抜群の足を使ったボクシングとテイクダウンディフェンスに長じているフィリッポウと比較すると、ジャカレにとってはより戦いやすい相手になったことは間違いない。

■UFC FX08対戦カード

<ミドル/5分5R>
ヴィトー・ベウフォート(ブラジル)
ルーク・ロックホールド(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジャカレ・ソウザ(ブラジル)
クリス・カモージ(米国)

<ライト級/5分3R>
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)
エヴァン・ダナム(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ハファエル・ナタウ(ブラジル)
ジョアォン・ゼフェリーノ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ハクラン・ディアス(ブラジル)
ニック・レンツ(米国)

<ライト級/5分3R>
フランシスコ・トリナルド(ブラジル)
マイク・リオ(米国)

<ライト級/5分3R>
グレイゾン・チバウ(ブラジル)
ジョン・チョリッシュ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
パウロ・チアゴ(ブラジル)
マイケル・プラゼレス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ユーリ・アルカンタラ(ブラジル)
イリアーディ・サントス(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ファビオ・マルドナード(米国)
ロジャー・ホレット(米国)

<フライ級/5分3R>
ジョン・リネケル(ブラジル)
アザマット・ガシモフ(ロシア)

<フライ級/5分3R>
ジュズエ・フォルミーガ(ブラジル)
クリス・カリアソ(米国)

<ライト級/5分3R>
ルカス・マルチンス(ブラジル)
ジェレミー・ラーセン(米国)

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