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【DEEP】北岡悟 <02>「DEEPライト級王座?北岡悟が終わっていないことを見せられたベルトです」

Satoru Kitaoka【写真】北岡のトップコントロールとは結果論、その行程を見ることがMMAの深さに通じ、非常に楽しい(C)MMAPLANET

20日(月・祝)に東京都大田区・大田区総合体育館で開催されるDEEP CAGE IMPACT2015でDEEPライト級王座防衛戦に臨む北岡悟インタビュー後編。

岡野裕城を挑戦者に迎える北岡。その岡野戦、そしてパンクラスとDEEPという2つのプロモーションで活躍する北岡にとって、DEEPライト級王座とはどのような意味があるベルトなのかを尋ねた。
<北岡悟インタビューPart.01はコチラから>

──岡野選手とは組まなかった?

「ちょっと体調が悪いのもあったんで。青木(真也)がずっとマンツーマンでやっていましたね」

──時期にもよりますが、青木選手は大きな選手との組みスパーをどんどんやりますね。北岡選手は70キロで戦うこともあると思って、スパーを控えたのですか。

「いえ、ホント体の具合が理由で。それに、あの大きな体を見た時は70キロにすることはないのかという気もしていました」

──この試合に限らず、関係者、ファンもずっと見慣れてきた選手と知名度の低い選手が勝つと、自然と前者有利、前者が勝つだろうという空気があります。

「思いがちですよね、皆。先入観は凄くあると思います。いや、メチャクチャありますね。ただ、その空気に甘えても僕には何の足しにもならない。それに僕がそんな風に思っていないので。セコンドに就く2人も分かってくれているはずですから、それだけで構わないです。そこを皆に分かってくれというキャラではないので。もうそういうフェーズでもない。もう……、もうそういう時期じゃない。ただ、仕方ないとかもあんまり言いたくないです。まぁ、僕は変わらないです」

──国内最強のライト級ファイターの辛さですね。

「でも、国内ですから」

──その国内で北岡選手を越えたい選手との戦いが続いています。上の選手と戦う機会がない状況です。

「青木真也戦からないですね。でも、そうやって挑まれるのは名誉なことです。僕が中心で、安っぽくなるのですがストーリーがあるので。だから絵になっているという自負はメチャクチャあります。これもチープな言葉なので、どうかなとは思いますが、それを楽しんでいます。楽しむというか、それが遣り甲斐なんですよ。遣り甲斐。絵をかくというか、自分で描く立場にあるので」

──DEEPとパンクラスで交互に戦っているなかで、やはりイベントの進行の仕方、雰囲気というモノは違いがあると思うのですが、そこは気にならないですか。

「両方とも慣れ親しんでいるので。一昨年にパンクラスに戻った時には違った感覚もあったのですが、3度試合するともう違和感はないです」

──では、今、パンクラスには明らかに勢いが出てきて、修斗やDEEPより注目されがちです。そのなかでDEEPライト級王座の価値をどのように捉えていますか。

「話題を提供するという部分では、パンクラスが一番ですし、そのライト級のベルトも狙っています。ただし、今回の試合前、現時点では日本で一番価値のあるライト級のベルトだと思っています。僕がDEEPのチャンピオンであることに意味はある。DREAMが終わった後で取ったベルトなので。自分を否定されるような感じで、ウィル・ブルックスにコテンパンにされ、未だに脳裏に過ぎるほど凄まじく自分が崩れた試合でした。あの後、ラマザン・エセンバエフにも吹っ飛ばされているのですが、あの負けとブルックス戦の負けはちょっと違うんです。

ラマザン戦はもちろん彼が強いということもありますが、組み立てを誤ったというのはあります。だからあの日は負けたというような。ただ、ブルックス戦は自分の構えが崩れ、何をしているのか分からない、パニックになってしまって。その次の試合で取ったベルトなんですよね」

──どん底から掬い上げたくれたベルトということでしょうか。

「北岡悟は終わっていない、それを見せることができたベルトです。DEEPライト級のベルトを持ったからこそ、胸を張ってその後も戦い、パンクラスに上がったというのもあります。DEEPとパンクラスで勝ち続けることで自分の価値を金銭的にも高めることができます」

──このところ、一体感が強かったDJ,taiki選手がRoad to UFCでラスベガスへ行っています。

「今回は彼とのセッションは無しです。普段とおりロータス世田谷、HEARTS、AACC、渡辺健吾さんのラン・トレ、鈴木俊敬さんとのトレーニング。だから、あまり変わらないですね。いつも通りです。今回はTribe TOKYOでは4度といつもより増やしたぐらいで。ウェルター級やミドル級の選手としっかりとやっておくのが目的でした。ただ、結局のところ週に2回、ロータスで青木とやって口にしたくもないくらいやられていますしね」

──無限ループは体力的にも簡単でないスタイルだと思います。

「どーんと構えて戦うことはないです。ずっとそうでしたし。今回の試合だけではなくて。それこそDJに学んだことなんです」

──ファンは選り好みする試合スタイルですが、あの無限ループに驚嘆し、大いに気に入っているファンもいるので、苦手かもしれないですが、そんなファンに一言お願いします。

「ファンに……? えぇと、好きに見て、好きに解釈してください。これもいつも通りです。それで楽しんでくれるなら。楽しくないなら、別のモノを見てもらうしかないです。以上です」

■ DEEP CAGE IMPACT 2015 対戦カード

<DEEPライト級選手権試合/5分3R>
[王者]北岡悟(日本)
[挑戦者]岡野裕城(日本)

<DEEPウェルター級選手権試合/5分3R>
[王者]悠太(日本)
[挑戦者]中村K太郎(日本)

<ミドル級/5分3R>
水野竜也(日本)
RYO(日本)

<ライト級/5分3R>
岸本泰昭(日本)
宮崎直人(日本)

<フェザー級>
小見川道大(日本)
梅田恒介(日本)

<バンタム級>
釜屋真(日本)
石司晃一(日本)

<フライ級>
小島壮太(日本)
越智晴雄(日本)

<フライ級>
赤尾セイジ(日本)
中山ハルキ(日本)

<バンタム級>
堀友彦(日本)
ROY(日本)

<ライト級>
伊藤有起(日本)
藤澤優作(日本)

<バンタム級>
小林博幸(日本)
恒村俊範(日本)

<フライ級>
小林聖人(日本)
鮎田直人(日本)

<バンタム級>
咲間“不良先輩”ヒロト(日本)
阿部路人(日本)

<フライ級>
ソ・ドンス(韓国)
秋葉尉頼(日本)

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