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【特集アジア】SFLラジ・クンドラ代表に訊く:03

2012.04.27

Raj5月6日(日・現地時間)にインドはデリーのIGIスタジアムで、3月の旗揚げから3カ月連続3度目のイベントを開催するSuper Fight League。英国籍インド人のプロモーター、ラジ・クンドラは、UFCも進出を視野に入れるインドというマーケットをどのように捉えているのか。

【写真】ラジ・クンドラと義理の妹でインドの映画スター、シャミター・シュラッティ。彼女目当てで、多くのメディアが計量に訪れた (C) MMAPLANET

特集アジア、MMAを一つのエンターテインメントとして、インド全土に広めようというマハラジャMMAの伝道者は、人材育成にも余念がない。SFLプロモーター=ラジ・クンドラにインドMMAの未来と問うた。

SFLラジ・クンドラ代表に訊く:01
SFLラジ・クンドラ代表に訊く:02



――ところでズッファ、UFCもインド進出を考えているようです。

「インドのマーケットをしっかりと理解しているなら、UFCだって成功できる。ただ、ずっとインド進出を謳っている割には、いつまで経ってもインド大会は実現していない。

UFCは世界に広まり、彼らはインドをターゲットにしている。ただし、インドの人間は誰もUFCを知らないんだ。まぁ、UFCだけでなくPRIDEだってそう、MMAのことは何も知られていない。

UFCがインド大会を開くことはSFLとしては大歓迎さ。MMAのPRになる。競合することは恐れていない。違うMMA大会が、SFLのあるインドにやってくるんだ。UFCはこのスポーツのパイオニアだし、多大なる功績を残してきた。

でも、すぐにインドでライブをやるというのは難しいだろう。まずはTVショーからだ。対してSFLはライブショーがある」

――クンドラさん達は大会を開くだけでなく、人材育成にも尽力しているそうですね。

SFL【写真】インド人ファイターが、ワールドクラスになる日は、いつになるだろうか……(C)MMAPLANET

「デニス・ホールマンを米国から招き、チーム・インディアを発足した。所属ファイターは男性ホルモン、血糖値などをチェックし、食事やサプリメントは全て無償で提供している。スカラシップのようなものだ。テストを行って、セレクトされたファイターがチームで鍛えられることになる。

その判断をデニス・ホールマンがしているんだ。いつの日か、インド人ファイターがワールドクラスに肩を並べるためにね」

――例えばカースト制が敷かれているインドで、階層の違う者が肌を合わせることは可能なのですか。

「SFLは階層や肌の色、貧富の差なんて問題にしていない。才能がある者には、全てプロになる道を用意している。そして、私はムービービジネスをしてきたから、彼らを映画にでも抜擢すれば、さらに有名になるだろう。となれば、私のムービービジネスがMMAビジネスを助けることになる」

――そこまでMMAに夢中になって、奥方のシルパー・シュラッティさんはどのように思われているのですか。

「彼女は、いつだって私を理解し、サポートしてくれている。クリケット以外のスポーツがビジネスになるのか懐疑的ではあったけど、私がデキるといえば、彼女は信用してくれるんだ。

今回は妊娠中で、チャンディガルに来ることはできなかったけど、妹のシャミターがショーを助けてくれた。計量だって、彼女が姿を現すことで、非常に多くのメディアが集まるんだ。サンジェイもそうだよ。

それが、この国のビジネス。だからUFCが来ても、この国のやり方が理解できていないと、成功はない」

――ところで第2回大会ではミノワマンを日本から招聘しましたが、今後も日本人ファイターにオファーをかける予定はあるのでしょうか。

「もちろん。我々は世界中のファイターを呼びたいと思っている。日本人ファイターが出場することで、日本でSFLの名前が知られることになる。MMA人気の高い国から、ファイターを招聘することになる。

そして、ファイターをセレクトするのはマッチメイカーのケンとダニエル・アイザックの仕事だ。そういう判断は、私の専門ではないからね。私の仕事はインドにおけるビジネスの進め方をいかにSFLに生かすかだ」

――MMAプロモーターとしての目標を教えてもらえますか。

「SFLをビッグプランドにすること。インドのプロモーションとして、世界の人々にSFLの名を浸透させたい。そして、インドが誇るニュースターの誕生の時を待ちたい」

――なるほど。シンガポールのOFCや香港のLFCなど、アジアでは国際的なMMA大会が行われています。

「現時点で協力してやっていくという話はない。今年中には、色々なところと話をしてチャンピオン決定戦を組みたいとは思っている。MMAビジネスマンとしてだけでなく、MMAファンの一面も忘れずに今後もSFLを運営していきたい」

――ところで、先ほども申しあげましたが、クンドラさんの同朋は世界中に住んでいます。

「言いたいことは分かるよ。もう、その辺りのことは視野に入っているだけでなく、計画の一つに入っている。SFLではドバイ、ロンドン、トロントでイベントを開催するプランがあるんだ。インド人ファイター、ワールドクラスファイター、ローカルのトップファイターを揃えたイベントを開いていくつもりだよ」

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