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【出稽古紀行US】05:漆谷康宏@ATTアトランタ

Jucao Urushidani水垣偉弥、日沖発、漆谷康宏、久米鷹介、伊藤健一が米国で練習を行う、チーム・カルバーシティ(※仮称)の出稽古紀行。第5弾は21日(土・現地時間)、UFC145観戦前に2度目の訪問となったATTアトランタから。

【写真】ジュカォン・コルネイロのギロチンの仕掛けを、食い入るように見入る漆谷康宏(C)MMAPLANET

MMAクラスと聞き、休息日返上でATTアトランタへ到着すると、そこでは柔術着を着た練習生たちの姿が。グローブやスネ当てなど、打撃練習用のエキップメントを用意していた一同からは落胆の様子が伝わってきた。しかし、ATTアトランタ主宰ホアン・ジュカォン・カルネイロの一声で、スペースの半分はノーギスペースとなり、本家アナコンダチョークの使い手が、ギロチンを指導。

その後はATTアトランタ勢も交え、日本ではほとんど交流のなかった面々が、スパーリングで対峙し汗を流すこととなった。ハーフガードからの限定スパー、寝技のノーギ・スパーを終え、思わぬ収穫を得たという漆谷康宏に話を訊いた。

――正直、ジムについたときは、日本勢からはそれほどモチベーションが高くなかったように映りました。

「疲れが溜まっていたことは否定できないですね。体も重かったので、ニュージャージーに移動する前でケガをしたくなかったという気持ちもありました。しかも、練習が柔術だったのでテンションが下がって……。ガクッときました、MMAの練習用具を揃えていたのに。グレイ・メイナードが来るって聞いていたのに、まぁ、普通にいないですし(笑)。

でも、ふたを開けてみれば楽しかったですね。ジュカォンが教えてくれたギロチンの入り方、極め方は全く知らなかったので、ビックリしました。ギロチンは掛けられたことはあっても、掛けたことはなかったです(笑)。慧舟會って、ギロチンを使う人間もあまりいないんで、逃げ方とかも分からなかったんです。


テイクダウン狙いを潰して、がぶりから仕掛ける。凄くしっくりときたのが、自分でも驚きでした。技の向き、不向きってあると思うんですけど、アレは良かったです」

――カウンターになるので、今のMMAで欠かせない技ですし、漆谷選手の腕の長さも生かせる仕掛けがありますね。

「打撃で効かせて、組みついてきたところでアレを合せられると、楽になりますね。2分×5回、最初はずっとガードワークで、次はトップからという限定スパーは、凄い昔に慧舟會の合宿で守山(竜介・故人)さんの指示でやった覚えがあります」

――その後、5分×2Rの寝技スパーでは、一緒にやってきた日本人同士のスパーが熱くなっていました。

「あッ、でも、僕は水垣君と日沖君とやってないんです。ジムの練習生と一緒にやろうという感じで、伊藤さんと久米君とやっただけです」

――久米選手とは握手をする前に仕掛けたり、一本取って背中を向けている久米選手に仕掛けていったり、かなり狡さを見せた漆谷選手でした(笑)。

Urushidani vs Kume【写真】早速、習ったギロチンチョークを試みる漆谷。「がぶりから、やらせてほしい」と年長者の強権発動が見られた場面も(笑)…(C)MMAPLANET

「握手する振りからの……ということで、あれは許されるのですが、その甲斐なくやられっぱなしでした。あの練習のように、グラップリングを徹底してスパーリングするっていう練習を長くしていなかったので。だから、本格的に道着の練習もやろうと思います。週に2度やりたいですけど……、まぁ週一はやりたいです。ジムにいる米国人とのスパーにしても、パワーで来る大雑把なところがあり、日本にはあまりいないタイプなので、強さ云々ではないところで勉強になりました」

――漆谷康宏、グラップリング開眼といったところですか。

「楽しかったですね。俺、知らないからいいやって投げていた部分があるんですが、しっかりとモチベーションがあるので、これから柔術、グラップリングの技術を身につけたいです」

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