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【特集アジア】キム・ドンヒョンに訊く、勝利の美学

Kim昨年9月のOFCの旗揚げを機会に、徐々に盛り上がりを見せてきたアジアのMMAへの注目度が一気に上がってきた。そこでMMAPLANETでは韓国RFC、マカオのLFCの際に現地取材を慣行。今、熱いアジアを特集する。

その第一弾として、UFC戦績6勝1敗1NC、アジア人として岡見勇信に次ぐ、戦績を残すスタンガン・キム・ドンヒョンのインタビューをお届けしたい。2月26日のUFC JAPANを前に秋山成勲と練習するために来日するという彼を極寒のソウルでキャッチした。

【写真】前日はかなりのアルコールを摂取していたというキム・ドンヒョン。その勝利の美学とは(C) OFC

――UFC参戦が決まった時、ここまで素晴らしい戦績(現時点で6勝1敗1NC)を残せると思っていましたか。

「UFC初出場が決まった時、ヤン(ソンウン)コーチと2勝2敗で最初の4試合を乗り切れれば大成功だと話していました。だから、こんな成績を残せるなんて、思ってもいなかったです」

――それでも、この結果を残せた要因はどのようなところにあると思いますか。


「以前、ソウルで練習していた頃は、自分で考えて好き勝手なトレーニングをしていたのですが、ヤン・コーチというちゃんとキックボクシングとブラジリアン柔術の鍛錬を積んできたコーチに出会い、正しい練習ができるようになったのが大きかったです」

ヤン「ドンヒョンは、出会ったころはただのMMAオタク(※日本語で)でしたね(笑)。でも、素質は十分にありました。少し、工夫をしてあげただけです。元々、私のチームは他のMMAチームと変わりない練習しかしていません。

ただ、なかでも基礎ほど大切なものはないので、基礎練習を繰り返すぐらいしか特別なことはしてないです。ドンヒョンもそうです、徹底的に基礎練習をしました。彼の場合は、叱咤激励するよりも、褒めて伸ばしました(笑)」

――これからの韓国で、ドンヒョン選手に続くような期待できるMMAファイターは誰になりますか。

「チーム・メイトのベ・ミョンホですね。UFCでも十分に戦えます。打撃、レスリング、柔術、全てが整っています。UFCでも真ん中より上の力を持っています。ただ、判定勝ちが多いのでズッファが好むかどうかが問題です。

以前は、勝ち星が多ければUFCも興味を持ってくれましたが、今は生存競争が激しく、一本勝ちやKO勝ちできるファイターが好まれますから。ただ、勝てるかどうかで言えば、ベ・ミョンホはUFCでも勝つ力を持っています。そういう意味でいえば、UFCが一番欲しがる韓国人ファイターは、チェ・ドゥホだと思います」

――ドンヒョン選手も一本勝ちやKO勝ちが必要だと思っていますか。確実に勝利を得ることと、どちらが大切でしょうか。

「勝つことが一番です。そのうえでファンが喜ぶ試合ができれば良いかと思います。打ち合いが見たいMMAファンもいるでしょうし、僕もそういう試合が好きでした。プロモーションも、その方が良いだろうし。でも、僕はまずは勝利を目指します」

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