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【UFC137】崖っぷちのミルコ、連敗脱出は!?

<ヘビー級/5分3R>
ロイ・ネルソン(米国)
Def.3R1分30秒 by TKO
ミルコ・クロコップ(クロアチア)

連敗中で崖っぷちのミルコと、同じく連敗中のネルソンによる一戦。いきなり右を放ったネルソンにミルコは左回りでしっかりとよける。再び左を空振りしたネルソンは、大きくバランスを崩してしまう。左へ左へ回るミルコ。これが左前ならリング時代と同じだが、現時点では下がっているのみ。するとネルソンはシングルレッグでテイクダウンを奪うことに成功する。

クローズドガードを取ったミルコに、右のパウンドを落すネルソンは、続いて左エルボーを見舞っていく。パウンドを2発、3発と顔面に受けるミルコは、ネルソンが体を起こしたところで立ち上がり、試合はスタンドの打撃戦へ。

ネルソンの右を受け、左を2発返したミルコの心は萎えていない。左ストレートを放つミルコはさらに左も見せる。左ストレートの精度が良いミルコは、下がりながらも左ヒットさせる。ジリジリと前に出るネルソンは、右ハイキックを放つと、ややミルコの動きが硬くなる。勢いでネルソン、精度でミルコ。そして、ネルソンが大きく息を乱す初回が終わった。


2R、右を打ちこみ、突っ込むネルソンを押し返すミルコ。直後に左がヒットし、動きが止まったネルソンの顔面、ボディに連打を打ち込むも、ネルソンは倒れない。

距離を取ったミルコは、左下がりを続け、ネルソンの左ジャブに左ストレートを合わせる。鼻血を流すネルソンに、ミルコが左ハイを見せたが、これは辺りが浅い。続く差し合いの攻防では、ネルソンがミルコをケージに押し込み、そのままテイクダウン。

左側へパスしたネルソンは、頭を潰し脇をすくった状態でエルボーを落とす。ブリッジするもネルソンを返せないミルコは、クロスフィックの体勢でパンチを受ける。

残り30秒、顔面を守る術のないミルコは、パンチを受け続け、さらにエルボーを落とされる。なんとかラウンド終了まで持ちこたえたミルコだったが、序盤の攻勢は打ち消されるネルソンの反撃だった。

最終回、右ミドルを放つネルソン。ミルコは左下がりを続ける。右ストレートを受けたミルコは、まっすぐ下がりダメージが残っている模様だが、ここでネルソンはテイクダウン狙いから直後にパンチ3発。これを受けたミルコは、前のめりに崩れ落ちる。バックを制したネルソンは、そのままパンチを連打し、TKO勝ちとなった。

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