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【WEC34】ペケーニョ完敗でブラジル軽量級に世代交代?

2008.06.03

 (C) MMAPLANET6月1日(日・現地時間)、カリフォルニア州サクラメントのARCOセンターでは『WEC34 FABER vs PULVER』が開催された。「ギロチンで倒す」と言い、初となる米国での試合、ケージマッチに挑んだアレッシャンドリ・ノゲイラことペケーニョ。しかし、30歳のキャリア再出発は、21歳の同じブラジル人=ジョセ・アルドの前にもろくも打ち砕かれてしまった。

【写真】ブラジルも世代交代?顔面を真赤に染めたペケーニョ。ATT正式参加で巻き返しなるか (C) MMAPLANET

互いに距離を取る展開が続き、場内にはブーイングが起こるが、距離が縮まったときに有効な打撃を入れるのは、アルド。対するペケーニョはボディ、右ストレートを受けて思うように攻めることができない。


ペケーニョは、1R中に3度テイクダウンを試みるが、アルドは片足タックルから体をねじって逃げ、寝技にいくことも、得意のギロチンを出すこともさせない。反対にひざ蹴り、右ボディアッパー、ケージに詰まったペケーニョのアゴに右アッパーをヒットさせる。

思ったように攻めることができず、焦りの表情を浮かべるペケーニョ。2Rに入ってもテイクダウンに失敗し、アルドの打撃のフェイントにつられる動作が増えてくる。それでも繰り返し狙ったタックルを切られると、自ら引き込むように寝技の展開へ。

寝技を避けていると思われたがアルドだが、さすがに柔術茶帯時代、現在の黒帯パウンド4パウンドの異名をとるフーベン・シャーレスを2度に渡り破ったことがあるだけあって、いとも簡単にペケーニョからマウントを奪うことに成功する。

片足を戻したペケーニョだが、両手でアルドの左手首をつかむというオールド・スタイルのガードワークでは、この新鋭のパウンド、そしてエルボーの連打を食い止めることができない。このままエルボーを連打で受けたペケーニョは、ブラジル軽量級の世代交代を感じさせるTKO負けとなった。

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