【UFC248】タフネス=リー・ジンリャンをクリンチ&ヒザ、ボクシングで削ったマグニーが快勝
<ウェルター級/5分3R>
ニール・マグニー(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
リー・ジンリャン(中国)
左に回るリー・ジンリャンが右ロー、ワンツーを振るってローを再び蹴っていく。マグニーは左ジャブを伸ばし、右ストレートを繰り出す。ワンツーで前に出たマグニーが首相撲へ、ここでリー・ジンリャンはクリンチからバックに回る。1度はヒザをつかされたマグニーは、立ち上がって胸を合わせると右フックを被弾する。マグニーは距離を取り直し、逆に組んでバックに回るとテイクダウンを決め、後方からパンチを入れる。
立ち上がったリー・ジンリャンは後方から殴られながらも胸を合わせて、逆にマグニーを押し込むとダブルレッグへ。マグニーはウィザーで耐え、右腕を差し替えてヒザを入れる。ここで離れた両者、マグニーがジャブを当てて組みつく。ヒザをボディに受けたリー・ジンリャンだがボディロックテイクダウンを成功する。直後に胸を蹴り上げてスタンドに戻ったマグニーはジャブからヒザをボディに突き刺す。腹を効かされた感のあるリー・ジンリャンは、ジャブで前進を阻まれ初回を落とした。
2R、ジャブでリー・ジンリャンを下がらせたマグニーが飛びヒザを狙う。組みついたリー・ジンリャンがケージにマグニーを押し込むが、ポジションを入れ替えられバックを譲る。後方からパンチを連打するマグニーが、正面を向いたリー・ジンリャンを倒しに掛かる。ケージを掴んで耐えたリー・ジンリャンは、押し返してダブルレッグへ。
パイルドライバー気味にリー・ジンリャンをリフトしようとするマグニー。館内がざわつくなかシングルを切ったマグニーが押し返して肩パンチを突き上げる。ケージ際で位置を入れかえながら展開されたクリンチ合戦は、マグニーがテイクダウンを決めケリをつける。
ここからバックに回ったマグニーは、正面を向いて体を入れ替えてきたリー・ジンリャンの左右のフックを見せたタイミングで距離を取り直す。ジャブから右ストレートを伸ばしたマグニーが組みつき、ケージ際へ。ここもポジションを入れ替えたリー・ジンリャンがシングルを仕掛ける。頭部にエルボーを入れたマグニーは、首相撲からヒザ蹴り、パンチを纏めてヒザを入れる。頭を振ってパンチをかわそうとしたリー・ジンリャンに右ストレートをヒットさせ、テイクダウンしたマグニーがマウントを取ったところで2Rが終わった。
最終回、右を振って前に出るリー・ジンリャン。体を入れ替えたマグニーに対し、左フックを狙う。相変わらず脅威のタフネス振りを発揮するリー・ジンリャンは、ジャブを受けてもフックを振りまわして前に出る。ここからケージ・レスリングの攻防となると、リー・ジンリャンがバックへ。離れてバックフィストを狙ったマグニー。リー・ジンリャンも同時にハイキックを蹴っていった。
そのまま離れ試合が打撃の間合いになると、マグニーが右を当てる。リー・ジンリャンもローに左を合わせ、右ローを入れてパンチで前へ。組んだマグニーが、ボディと顔面にヒザを突き刺す。残り90秒で組みを選択したマグニーはボディロックテイクダウン。背中を取りパンチを打っていく。
勢いのある左のパンチを連打したマグニーは、マウント狙いからバックを制しパンチや鉄槌を続ける。守り一辺倒となったリー・ジンリャンは、殴られながら起き上ったところでタイムアップに。