【写真】ベルトを腰に巻くのは藤野か、ヴィヴィか (C)MMAPLANET

2日（金）、東京都新宿区のパンクラス事業本部で5日（日）に江東区の新木場スタジオコーストで開催されるPancrase298のメイン＝ストロー級クィーン・オブ・パンクラシスト王座決定戦を戦うヴィヴィアニ・アロージョと藤野恵実の調印式が行われた。

まず藤野が「この試合に限った話ではないですけど、勝たなきゃ意味のない試合なので……もう勝つだけです。ババァなめんなぁじゃなくて、日本人なめんなという気持ちをブラジルまで届けます（笑）」と意気込みを語ると、ヴィヴィアニが「日本でまた戦えることを感謝している。フジノと戦うことは光栄に思うし、経験豊富なストライカーと戦うために練習してきたので、間違いなく良い試合になるわ」と話し、質疑応答へ移った（要約）。

──藤野選手、ババァなめんな……が流行語大賞を取りそうな勢いですが、改めてその言葉に込めた思いをお願いします。

藤野　ババァが独り歩きしています（笑）。でも、最近……良い試合多いですよね。こないだも……。皆、強くなっています。ここまで格闘技をやってきたので、そこに対して誇りを持って舐めるなという気持ちですし、本気でやってきたこの15年間をぶつけたいと思います。どっちが面白試合になるか。ぬるい試合はしないです。

──藤野選手が15年という長いキャリアを持つことに対して、どのように思っていますか。

ヴィヴィアニ　15年間の経験は凄いわ。経験豊富な選手よね。でも、この試合は経験だけじゃ勝てない。私はMMAだけでなく柔術も黒帯だし、しっかりと準備してきたから。経験も重要だけど、気持ちでは私の方が上なので勝利するのは間違いなく私よ」

──両選手に相手より優れていると思っているところ、最も警戒しているところを教えてください。

藤野　ヴィヴィ選手は柔術もムエタイもやってきたと思いますけど、MMAをやってきたわけではないので。MMAの経験としては、私の方が全然あると思っています。打撃も柔術も優れていると思いますが、気持ちで上だと言われたけど、そこは絶対に負けないかなと思っています。

ヴィヴィアニ　グラウンドもスタンドも、やり残すことがないだけ練習してきたわ。完璧な準備をしてきたので、優っている部分は全てよ。フジノはアグレッシブなので、そこは警戒して打撃で攻めたいと思う。

──5分5Rのタイトル戦、キーポイントはどこになると思いますか。

藤野　私の方がキツい試合をやってきたと思っています。一本を取られるとも思ってい兄ので、スタミナも含めて全てで上回れると思います。

ヴィヴィアニ　2人ともアグレッシブなので、特にファンの皆が喜ぶ試合になるでしょうね。キーポイントは1R、グラウンドから色々な展開になると思うから見逃さないでほしい。

──目の前にベルトがありますが、ベルトに対する想いをお願いします。

藤野　ベルトを獲るためにやってきたので、私のモノだと思っています。

ヴィヴィアニ　これまで色々なことを犠牲にし、練習や減量をしてきたから準備は万全。ベルトを獲るために自分の力を最後まで振り絞って戦うわ。

──どのように勝利をイメージしていますか。

藤野　最後にケージの真ん中で手を挙げているのは、自分だと思っています。

ヴィヴィアニ　それは私だから。チャンピオンになるために人生を捧げてきたので、日本のファンに私がチャンピオンになる姿を見せたい。

■Pancrase298対戦カード

＜ストロー級QOP王座決定戦／5分5R＞
ヴィヴィアニ・アロージョ（ブラジル）
藤野恵実（日本）

＜ライト級／5分3R＞
アキラ（日本）
アルセン・バティロフ（ロシア）

＜女子アトム級／5分3R＞
ローマ・ルックブンミー（タイ）
華DATE（日本）

＜ストロー級／5分3R＞
八田亮（日本）
マーカス・アマラウ（ブラジル）

＜ミドル級／3分3R＞
新村優貴（日本）
林源平（日本）

＜フライ級／5分3R＞
荻窪祐輔（日本）
秋葉太樹（ロシア）

＜フェザー級／3分3R＞
牛久絢太郎（日本）
ユータ&ロック（日本）

＜フェザー級／5分3R＞
内村洋次郎（日本）
ヴィトル・トファネリ（ブラジル）

＜ウェルター級／3分3R＞
手塚裕之（日本）
KAZZ（日本）

＜ストロー級／3分3R＞
高島俊哉（日本）
前山哲平（日本）

＜フライ級／3分3R＞
安永有希（日本）
中村龍之（日本）

＜フェザー級／3分3R＞
渡辺謙明（日本）
櫻井裕康（日本）

＜フライ級／3分3R＞
渡辺竜也（日本）
三澤陽平（日本）

＜フライ級／3分3R＞
水谷健人（日本）
池田一歩（日本）

＜ストロー級／3分3R＞
リトル（日本）
宮澤雄大（日本）

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