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【DEEP113】佐伯繁代表イベント総括から「北岡マイクなし」&「7月大会に大物日本人初参戦選手」問題

【写真】2月大会に続き、今大会も北岡はマイクはなし。ただし「早く次の試合がしたい」というメッセージはあった (C)MMAPLANET

7日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されたDEEP113 IMPACT。実際──専門メディアの記者の間では日本の格闘技イベントにおいて、DEEP佐伯繁代表の大会総括が一番面白いというのは定説となっている。

ただし、記事化や映像化しづらい裏話&危ない話がふんだんに散りばめられており、お蔵入りすることがほとんどだ。今大会の総括シメコメでも、「9月にBlack Combatとの対抗戦第2弾を日本で」という話や「ポスト・フライ級GP」、「暫定王座決定戦になった背景」など興味深いが話が聞かれたが、やはり記事化しづらい固有名詞が数多く含まれていた。

そのなかで北岡悟のマイク無し関連、さらに佐伯代表は「7月大会、初参戦の大物日本人選手の相手を今探していますが、皆に断られています。それで困っています」と話した。この2点に関して、MMAPLANETと佐伯代表との質疑応答の部分をここに切り取ってお伝えしたい。


──北岡選手、今日もマイクがありませんでした。

「断るね。断るかなって思って、聞いていますけどね。何年振りですが、フロントチョークで勝ったの」

──でも、ファンは北岡選手のマイクを聞きたいかと思います。

「じゃあ、それ記事にしてよ──実際」

──トップ戦線の選手に勝ってからという拘りという気もするのですが。

「どうなの? どうなの?(と映像の吉田了至ディレクターに尋ねる)」

吉田 ……。……。(汗)

「実際。連勝したんだから」

吉田 ……。……。(涙)

「まぁ。そんな感じです(笑)」

──ここは真面目な話。7月の大物の初参戦の件ですが、対戦相手が決まらないと流れることもあり得るのでしょうか。

「いやいやいや、もう海外から呼ぶしかない」

──そこまでして、試合を組む選手が出場すると?

「ただ今は本当にビザの取得に時間が掛かるので。2カ月前、1カ月半前だったらアウトなんです。特に韓国系は無理ですね。今日のビョン・ジェウン選手も、2カ月前から動いていて。それぐらい外国人選手は難しいですよ。6月末の大会なら、もうビザは間に合わない。それで入って来るのは……(※以下自粛)。

まぁ、それぐらい当たっているけど、皆がその選手の名前を挙げると嫌がる。う~ん、なかなか大変です」

──逆にその言葉で、7月大会を煽ることができます。

「いやぁ、面白くなると思いますよ。フェザー級戦線」

──階級は言ってしまって良いのですね(笑)。

「まぁ実際には神田(コウヤ)選手のフェザー級のRoad to UFCもどうなるのかというのがあるし。ちょっとね、色々な選手に……まぁ大変ですけど」

※周辺取材を進めると、佐伯代表の外国人選手オファーの条件は「強い選手」ということで進んでいることが分かった。

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