【NEXUS19】レポート─03─山本空良、須貝秋彦が準々決勝へ。組み技戦=渡部修斗はマジカルチョークで一本

2020.02.24

【写真】準々決勝では注目のShin戦が実現する山本空良 (C)NOBU YASUMURA

23日（日）に東京都新宿区のGENスポーツパレスでNEXUS19レポート最終回はフェザー級王座決定トーナメント1回戦から、山本空良✖上田厚志、須貝秋彦✖秋山佑史の2試合とバンタム級チャンプが出場したグラップリング戦の模様をお届けしたい。
Text by Nobu Yasumura

　
＜NEXUSフェザー級王座決定T1回戦／5分2R+ExR＞
山本空良（日本）
Def.2R3分05秒by 腕十字
上田厚志（日本）

1R、上田は右ローをこつこつ出しながら前進。山本は前蹴りで距離を取り、テイクダウンを狙う。倒された上田はフロントチョークを狙いながら立ち上がる。頭を抜いた山本はバックに回って再度テイクダウン。上田は腕をキャッチしアームロックを狙う。もつれるようにグラウンドに移行すると、上田がマウントポジションへ。山本は上を取り返して腕十字を狙い、グラウンドで速い攻防が繰り広げられた。

2Rは山本が圧力をかける展開になり、スーパーマンパンチ、左ハイ。上田がグラウンドに引き込むと、冷静に対処した山本は抑え込みながら腕十字の体勢へ。耐える上田だが、腕が伸びるとタップ。山本が華麗に一本勝ちした。

＜NEXUSフェザー級王座決定T1回戦／5分2R+ExR＞
須貝秋彦（日本）
Def.3-0:20-17.20-18.20-18
秋山佑史（日本）

開始早々に組みつく須貝はテイクダウン。秋山は金網を背に立ち上がるも、須貝は今度はしっかりと背中をつかせてサイドポジションからパウンドを打つ。さらにマウントポジションに移行しパウンド連打。バックからRNCを仕掛け秋山を追い込んだところで時間となった。

2R、右フックからボディロックで組み付いた須貝がテイクダウンを決める。サイドポジションで抑え込む須貝はアメリカーナへ。極まらないとみるや、パンチに切り替えパウンドを連打していく。秋山も一度はスクランブルに持ち込むも、またも倒されてパウンドを受ける。最後はスタンドで須貝が右ストレートを打ち込んだところでタイムアップとなり、勝者は「ただの人数合わせじゃないので、俺が優勝します」と宣言した。
　　　
＜グラップリング・フェザー級／5分2R＞
渡部修斗（日本）
Def.1R0分29秒by RNC
藤田成保（日本）

NEXUSバンタム級チャンピオンの渡部が、グラップリングルールで参戦。

急遽、出場となった藤田のテイクダウン狙いを潰した渡部はすぐにバックに回ってRNCを極める。マイク握ると「対戦相手は二転三転してなくなるところでした。今年はバンタム級でRIZIN目指して頑張っていこうと決めたので、そこに上がれるように頑張ります。僕が尊敬する選手へ。まだ正式決定してないけど覚悟を決めて5月ケージの中で待っています」とメッセージを残した。