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【PXC37】矢地×ストリーグル共にOUTで、タクミがPXC初陣へ

2013.05.07

Takumi

【写真】日本の鉄人の称号が相応しくなりつつあるタクミ。4年半振りの海外での試合、舞台はフィリピンのマニラというのも年月の流れを感じさせる(C)MMAPLANET

18日(土・現地時間)にフィリピン、マニラのイナレス・スポーツセンターで開催されるPXC37に現キングオブパンクラシスト・フェザー級王者タクミの出場が正式決定した。39歳のベテラン王者にとって、2008年11月のPFC出場以来、実に4年半振りの海外でのファイトとなる。

メインでPXCバンタム級選手権試合=クリサント・ピットピットンゲ×田中路教が行われる同大会では、PXCフェザー級王座決定トーナメント準決勝としてマーク・ストリーグル×矢地祐介戦が行われる予定だったが、先週に大きく事態が変わった。まず、矢地負傷欠場という報が入ると同時に、代役として複数の日本人ファイターと交渉が持たれ、タクミのトーナメント出場が2日に決定した。

Takumi vs Robinson【写真】4年半前のPFC(活動休止したTPFの前身)のドミニク・ロビンソン戦は3分3Rというスロースターターのタクミにとっては難しい試合形式で判定負け。今回はもちろん5分×3Rで、根性ファイターの真骨頂が発揮される(とはいっても、苦戦する前に勝利を望みたい相手だが……)(C)MMAPLANET

しかし、先週末から昨日に掛け今度はストリーグルの負傷欠場となり、タクミはフィリピンで6勝1敗の戦績を残すリカルド・サプノと対戦することとなった。なお、この試合はPXCフェザー級王座決定トーナメント戦ではなく、タクミが勝利した場合、改めて8月のPXC39=マニラ大会でストリーグル戦が組まれる可能性は大いにある。

矢地×ストリーグル戦消滅は残念だが、ここ2年半で二つの引き分けを挟んで6戦負けなし。05年にKOTC世界ライト級王座に輝くなど、メジャー系以外の海外挑戦のパイオニアといえる飛躍直前のタクミのアジア太平洋へのチャレンジは、ベテラン王者に弛まぬ向上心の表れといえるだろう。川那子祐輔、大石幸史、そしてタクミとパンクラス・フェザー級勢のアジア太平洋地区挑戦、立場も年齢も違うファイター達の形を変えた出世レースにも注目だ。

■PXC37対戦カード

<PXCバンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]クリサント・ピットピットンゲ(フィリピン)
[挑戦者]田中路教(日本)

<ライト級/5分3R>
シアフィオ・アブドゥル・サマッド(シンガポール)
ウェズレイ・マチャド(ブラジル)

<フェザー級王座決定T準決勝/5分3R>
ネイト・ソーレル(米国/ハワイ)
キム・ジャンヨン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
リカルド・サプノ(フィリピン)
タクミ(日本)

<フライ級/5分3R>
ジェローム・ワナワン(フィリピン)
エルネスト・モンティーラJr(フィリピン)

<バンタム級/5分3R>
トロイ・バンチャグ(フィリピン)
トレヴィン・ジョーンズ(グアム)

<ライト級/5分3R>
レノ・レミジオ(米国/ハワイ)
チャン・ホンソン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
アレックス・モンタルバン(フィリピン)
ロランド・ディ(フィリピン)

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