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【REAL03】サトシ・ソウザ「ガードポジションを知ることは、柔術家にとっての義務」

Robert Satoshi Souza【写真】柔術界での実績はいうことなし。MMA3戦目の成長が見もののサトシ (C)MMAPLANET

12月5日(土)に横浜市中区横浜文化体育館で開催されるREAL03。同大会の優勝賞金200万を賭けたスーパーライト級(74.2キロ以下)トーナメントに出場し、初戦で上山龍紀と対戦するホベルト・サトシ・ソウザ。

ブラジリアン柔術界で世界のトップ中のトップとして活躍するサトシは昨年12月REAL01の勝利後、本格的にMMA参戦を宣言した。あれから1年、柔術界の大物故MMA出場がままならない事情のなか、トーナメント参戦前に柔術論を語ってくれた。

──昨年のREAL01ジョン・ドゥジェ戦に勝利した際、2015年はMMAに力を入れていく年だと言っていましたが、結局、3年連続MMAでは1試合戦うということになりそうです。この間、MMAの試合を行わなかった理由を教えてください。

「今年は柔術で自分にとって大事な試合が短期間にたくさんあって、確かにMMAはREALでの1試合だけになりそうなんだ。来年はもっとMMAで試合できるようにしたいね」

――その柔術ではアブダビ・プロ、メタモリス、コパ・ブルテリア、グランドスラム、そしてアジア・オープンなどで戦っています。この9月までに柔術中心のトレーニングを行ってきたのですか。この間、MMAの練習は?

「大体いつもは柔術2に対し、MMAが1の割合で練習してきた。ただ柔術の試合が近くなれば、当然のように練習も柔術が中心になるし、それはMMAの場合も同じだよ」

──出場したトーナメント、実質的な敗北はアブダビ・プロのルカス・レプリ戦のみです。この試合では昨年のワールドとは違い、敗れたもののレプリにパスを許しませんでした。確かな成長と捉えることができる試合でしたか。

「たぶん毎年フィジカルも判断力もついていると思う。今年のレプリとの一戦は去年の敗戦でミスしたことを、ちゃんと意識して戦ったからだと思うよ」

──ワールドは負傷欠場ということでしたが、どのような負傷でいつからトレーニングに戻ることができましたか。

「怪我はムンジアルの2週間前だよ。本当はまだ100パーセントには程遠い。怪我だらけなのでMMAの試合が終わったら少し休みたいと思っている」

──なるほど……。では柔術、道着の練習を続けることでMMAの試合にも役立つと考えていますか。

「間違いない。柔術は自分に自信を与えてくれるんだ。自分がその気になればどんな瞬間でも相手を極めてしまうことが出来るってね」

──ヒクソン・グレイシーが最近、バーリトゥード・ガードという言葉を用いますが、サトシにとってMMAで下になりガードを取ることはどのような意味を持ちますか。

「基本的にガードポジションになることはMMAではあまり良い事ではない。ただし、柔術の良いところは、どんな態勢からでも相手を危険な状態に追い込み、極めてしまうことも出来ることだと思う」

──同様にスクランブルですぐに立ち上がるという現代MMAにおいては、ガードからの仕掛けへの評価が非常に低いです。

「僕が思うにMMAにおけるガードポジションを知ることは、柔術家にとっての義務であると思う。あまり良くないポジションに長い時間いるのは良くないけど、戦いの中では起こりうること。なら、その時の準備としてガードポジションの練習を行う必要があるはずだよ」

──サトシがMMAでガードを取った場合、狙いはスイープ、サブミッション、それともスクランブルからスタンドに戻ること、どれでしょうか。

「全部だよ。全てを練習している。ガードからのスイープ、サブミッション、立つ場合もね。ただし、僕の目標はいつだって極めることさ」

──米国にも何度も足を運んでいますが、向こうでMMAのトレーニングをしたことはありますか。

「サンディエゴのブラックハウスで練習したよ。ただそのときはレスリングとノーギだけで打撃まではしなかったけどね」

──今回の試合、8人トーナメントですが、打撃有りの戦いで、この試合形式についてはどのような印象を持っていますか。

「全く別モノだと思う。場合によっては一晩に2、3試合もしなければいけない。それはMMAでは非常に難しいことだよ。自分にとっては1試合で十分だよ(笑)」

──ワンマッチと戦い方を変えるなら、どの辺りを気にしますか。

「ワンマッチならもう何も考えず、全力をその試合に注ぐよ。トーナメントならできるだけ次の試合に備えセーブして戦うことかな」

──では初戦の対戦相手、上山龍紀選手の印象を教えてください。

「有名で非常に良い選手だよ。この試合は自分にとって特別なチャレンジになる。彼はこれまで数々の有名選手と戦ってきているしね。でも、僕だってとても興奮しやる気に満ちているよ」

──今回のトーナメントにおいて、特に気になる相手、上にで上がってくると予想するファイターとその理由を教えてください。

「実はまだこのトーナメントに誰が出ているかとかは全然知らないんだ。とりあえず余計なことは考えないで、自分の試合に集中し一戦一戦考えていくつもりだよ。最高の自分を見せて、皆が求めるような良い試合がしたい。たくさん動いてたくさん殴って(笑)」

■REAL03対戦決定カードと出場選手

<REALウェルター級選手権試合>
マルキーニョス・ソウザ(ブラジル)
藤井章太(日本)

<フェザー級>
飯嶋貴幸(日本)
アムリジリガラ(中国)

<スーパーライト級T1回戦>
ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル)
上山龍紀(日本)

<スーパーライト級T1回戦>
マーチン・ピオンケ(ポーランド)
星野大介(日本)

<スーパーライト級T1回戦>
金子優太(日本)
ZUZU(北マリアナ諸島)

<スーパーライト級T1回戦>
カルロ・ペデルソリ(イタリア)
岡野裕城(日本)

<ヘビー級T1回戦>
桜木裕司(日本)
ユン・ガンチョル(韓国)

(組み合わせ調整中)
アミル・アリアックバリ(イラン)
クリスチャン・コロンボ(デンマーク)
ラドゥ・スピンゲル(米国)
トム・ササキ(ブラジル)
川口雄介(日本)
ジャック・ゴジラ・チェジェンスキー(ポーランド)

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