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【BFC80】ファビアーノ、マルチネスの勢いと手数に沈黙の判定負け

2012.11.10

<フェザーT準決勝/5分3R>
レッド・マルチネス(米国)
Def.3-0:30-27, 29-28, 29-28
ヴァグネイ・ファビアーノ(ブラジル)

遠い距離からローを蹴り込むマルチネス。ファビアーノはパンチからテイクダウンのフェイントを見せる。距離を詰めたマルチネスのフックをブロックし、距離を取り直すファビアーノは右ジャブをダブルで伸ばしていく。マルチネスのパンチをブロックし、前に出てきたところでダブルレッグを決めたファビアーノ。

マルチネスはすぐに腹這いになりシングルレッグへ。ギロチンからペルヴィアンネクタイをうかがいつつバックに回ろうとしたファビアーノだが、前方に振り落とされる。試合がスタンドに戻ると、マルチネスはファビアーノのテイクダウン狙いを防ぎ、左ストレートを伸ばす。ガードを固めるファビアーノに対し、マルチネスはボディにストレートを放つ。

ケージ際の組み合いからケージ中央に戻ると、フェイントを交えるマルチネスは前に出るが、ファビアーノは頭を下げながら放った右フックをヒットし、初回が終わった。

2R、マルチネスの左に姿勢を崩すファビアーノ。ダメージよりも、バランスの問題か。距離を取りながら、パンチをまとめるマルチネスに対し、ファビアーノが組みつくもすぐに体を入れかえられてしまう。ファビアーノは首相撲からボディにヒザを蹴り上げ、距離を取り直す。

細かいパンチの応酬から、前蹴りには前蹴りと意地の張り合いが続く。サウスポー同士の一戦ながら、マルチネスは奥足=左足で前蹴りを見せ、左へ自ら回るなど、セオリーに関係ない打撃で、ファビアーノの振り回す打撃を上回る。それでも接近戦になると、ファビアーノの右フックも有効で、なかなか決定的な一発を入れることはできない。

最終回、パンチの勢いで試合をリードしているマルチネスに対し、ファビアーノはダブルレッグを切られると、飛び蹴りを見せるが距離が合わない。マルチネスの右に、左を合せるファビアーノだが、続くフックも含めパンチが単発で終ってしまう。対して、ワンツーからスリーまで見せるマルチネスの印象がどうしても良くなるなか、連打を放ったファビアーノだったが、マルチネスがボディロックからドライブ、ヒザを腿に入れる。

テイクダウンを諦めたマルチネスは、距離を取る。右を振るいながら前に出たファビアーノだが、マルチネスは組みも強く寝技に持ち込めないまま、試合は残り1分を切る。右フックを空振りし、バランスを崩したファビアーノが背中を見せるような形になると、思い切り左フックを打ち込み、パンチをまとめたマルチネスは攻勢のまま試合終了を迎えた。

結果、マルチネスが3-0の判定勝ちを収め、ノーマークながらトーナメント・フィナーレでシャウブラット・シャムクラエフが待ち構える決勝戦進出を決めた。

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