【写真】前RFA王者にほぼ何もさせたかった元谷 (C)GONGKAKUTOGI

＜フライ級／5分3R＞
元谷友貴（日本）
Def.3R3分17秒by TKO
マット・マンザナレス（米国）

離れた間合いから様子見の打撃を入れる両者。元谷の左ローにマンザナレスは左フック、そして左ジャブを伸ばす。元谷は右ローを入れるも、マンザナレスが右ストレートを返す。元谷の左ハイをブロックしながらバランスを崩したマンザナレスは、続いてローを外側、内側から被弾する。と、元谷が飛びヒザから着地したところでマンザナレスは右ストレート、ここに右クロスでダウンを奪った元谷は、パウンドの連打からバックを取る。胸を合わせたマンザナレスに腕十字を元谷が仕掛けるも、マンザナレスがスタンドへ戻る。間合いを取り直したマンザナレスが、残り10秒でテイクダウンを取ったが文句なしの元谷のラウンドとなった。

2R、両手を前に出した元谷が前蹴りから、左ローを見せる。マンザナレスも左ミドルを返すが、元谷が左ローを2発連続で入れる。マンザナレスの右フックにも、元谷は距離を取る。ローに前足を削られたマンザナレスのパンチが大振りに。ローから前蹴り、リズムに乗った元谷に対し、マンザナレスは距離を詰めることができない。飛びヒザをボディに入れた元谷。マンザナレスもフックを返すが、ローを受け続ける状況は変わらない。マンザナレスの右オーバーハンドを受けかけた元谷は、続いて右ボディストレートを受ける。

と、ここで右前蹴りを顔面に受けて、後方に倒れたマンザナレス。起き上がって組みにいくと、元谷はがぶってヒザを連続で入れる。グラウンドに崩れたマンザナレスに対し、バックを取った元谷がパンチを連続で落す。残り10秒で思い切り鉄槌を落した元谷、マンザナレスはタイムに救われる形となった。

最終回、足を取ってテイクダウンした元谷が、パンチからアマウント。心が折れかけているマンザナレスに対し、容赦のないヒジを落す。ケージを蹴るが、マウントを返せないマンザナレスに引き続きパンチを落す。背中を見せたマンザナレスに元谷はRNC、そしてパウンド。絞めと打撃のコンビネーションで攻め続ける元谷。殴られ放題のマンザナレスは、ついに背中が伸びて連打に動けなくなる。ついにレフェリーが試合をストップし、元谷のTKO勝利が決まった。「世界に行きたいです」、完勝の元谷は力強く宣言した。

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