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【UFC FX03】フライ級トーナメント決勝進出はジョンソン? マッコール??

2012.06.06

McCall

【写真】スポーツライクなデメトリウス・ジョンソンに対し、一筋縄ではいなかい泥臭い展開にも強味を発揮するイアン・マッコール (C) MMAPLANET

8日(金・現地時間)、フロリダ州サンライズのバンクアトランティック・センターで開催されるUFC on FX「Johnson vs McCall」。メインは大会名になっている通り、デメトリウス・ジョンソン×イアン・マッコール戦が行われる。

UFCの歴史で初めてフライ級がメインで組まれることになった背景には、両者の試合がフライ級王座決定トーナメント準決勝の再戦であり、3月に豪州で戦った初戦がベストファイト・オブ・ザ・ナイトに輝く好勝負だったこと――に加えて、判定問題で揉めたことで遺恨マッチに発展したという要因が存在する。

序盤からスピーディな攻防を繰り広げた両者、打撃のフェイントから組みつき、また離れ際にパンチを入れるなど、1&2R はジョンソンが試合をリードした。しかし、3Rになるとマッコールが反撃を開始、2度に渡りバックマウントを奪取し、振りの大きなパウンドを連打するなどジョンソンを圧倒した。

結果、オクタゴンで告げられた結果はスプリットでジョンソンというもの。裁定が下った直後に、怒りを露わにしたマッコールは早々にオクタゴンを後にしている。序盤の僅かな差と、最終ラウンドの圧倒的な差も1Pという風に判断される、UFCではまま見られる裁定結果ではあったが、二人の激闘は記者会見まで持ち込まれる。

会見の席で、ダナ・ホワイトからジャッジの採点に不具合が見つかり、本来は1-0のドローであったことが発表され、本来であればトーナメント特別ルールで延長の4Rで決着がつけられるはずだったことが判明した。結果、今週末の再戦が早々に決定したことになる。

ちなみに、豪州大会のジャッジペーパーではジャッジ1人が29-29でドロー、残るジャッジ2人が29-28でジョンソンを勝者としている。つまり、ジョンソンを勝者としたジャッジのうち一人が最終ラウンドを10-8でマッコールにつけていたのを、集計ペーパーに書き込む際、10-9と書き間違えたことになる。それにしても、リングで読み上げられたスコアは、この集計ペーパーの裁定結果とも違っており、豪州ニューサウスウェールズ州コンバットスポーツ・オーソリティのお粗末さと、現場の混乱が伝わってくる不手際といえる。

年に1回のUFCという舞台、そこで初めて目にするフライ級の目まぐるしい攻防に、手先も目元も狂い、トーナメント進行に遅れを生んだ豪州大会の競技運営だったが、結果的にファンはベストバウトの再戦を目にすることができるようになった。

そんな再戦、やはり有利なのはジョンソン。スピードと反応の良さは、マッコールを上回っていたことは確か。序盤の有利な展開を持続させ、より慎重に戦うことが予定される。マッコールの得意なパターンは、よりラフな攻防にもちこむこと。疲れないことを優先に、テイクダウンをしても抑え込みから極めやパウンドにこだわらないのではなく、倒してからも抑えてフィニッシュを狙う――そんな流れが今も有効であることを示したマッコール。彼が後のない状況でなく、スタミナ切れのリスクをおかし、序盤から前回の最終ラウンドのような、寝技でのコントロールを意識した攻めを見せることができるか。

最初から動くことで、ジョンソンがどのような反応をするのか。すかすのか、乗るのか――、そんな辺りに勝負の綾が描かれる一戦となりそうだ。

■UFC on FX03対戦カード

<フライ級王座決定トーナメント準決勝/5分3R>
デメトリウス・ジョンソン(米国)
イアン・マッコール(米国)

<ウェルター級/5分3R>
エリック・シウバ(ブラジル)
チャーリー・ブレネマン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
マイク・パイル(米国)
ジョシュ・ニアー(米国)

<バンタム級/5分3R>
エディ・ワインランド(米国)
スコット・ヨルゲンセン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
マイク・ピレース(米国)
カルロス・エドゥアルド・ホシャ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
セス・バクジンスキー(米国)
ランス・ベノワ(米国)

<フェザー級/5分3R>
レオナルド・ガルシア(米国)
マット・グライス(米国)

<バンタム級/5分3R>
ダスティン・ペイグ(ブラジル)
ジャレッド・パパジアン(米国)

<ライト級/5分3R>
ティム・ミーンズ(米国)
ジャスティン・サラス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ボビー・ロバーツ(米国)
カイオ・マガリャエス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ヘンリー・マルチネス(米国)
ベルナルド・マガリャエス(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・ヘック(米国)
ショーン・ピアソン(カナダ)


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