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【WSOF11】NBC中継の大勝負、豪腕ゲイジー×隻腕ニューウェル

Gaethje vs Newell

【写真】何が起こるか。フィジカルでは優位な王者ゲイジーだが、ニューウェルはハンディをストロングポイントとした強味がある(C)GONGKAKUTOGI

5日(土・現地時間)、フロリダ州デイトナのオーシャン・センターで開催されるWSOF11「Gaethje vs Newell」は、同プロモーションにとって米国4大ネットワークの一つNBCで中継される非常に重要な大会となる。

そのメインを任されたのが、初代WSOF世界ライト級王者ジャスティン・ゲイジーと、隻腕ファイターのニック・ニューウェルの2人。アリゾナ州のサッフォードという田舎町で育ち、北コロラド大学時代にD-1オールアメリカンに選出されているゲイジー。大学在学中にMMAファイターがレスリングの出稽古に来たことでMMAデビューを決意し、2011年8月の初陣以来現在まで11連勝中のチャンピオンだ。

とにかく見ている者にとっては、粗っぽいと映るほどのアグレッシブさがゲイジーの信条。ベースがレスリングであることは間違いないが、テイクダウンまでの過程で強力なローやアッパー、エルボーで対戦相手をなぎ倒してきた。一方のニューウェルはご存じのように左腕がヒジ関節より先からを持たない先天性切断という障害を持つファイターだ。コネチカット州ミルフォード出身、ゲイジーと違い、ベースボール、サッカー、バスケット、そしてWWEと色々なことに興味を持っていた幼少時代を過ごし、レスリングに出会った。

ゲイジーと同様にカレッジ・レスリングのオフの間にMMAのトレーニングを開始したニューウェルはアマ初戦で階級の重い相手に敗れた一戦以外、負け無しでキャリアを構築してきた。プロMMA戦績は奇しくもゲイジーと同じ11勝0敗。ベースはレスリングだが、ニューウェルは絞めや関節技を主体としたグラップリングの強さに定評がある。ワン・ハンドであることを最大に生かした――というよりも、生かすしか選択肢がないなかで、その肉体的特徴を自らのストロングポイントとしている。

ニューウェルの対戦相手は、彼と戦うまでその技の特徴を本当の意味で知ることができない。例えばリアネイキドチョーク。ニューウェルは右手で絞めて、左手の上腕で組む。本来なら、彼の対戦相手はニューウェルの左手の手首をつかみ、伸ばすことでクラッチを解くのだが、当然のように彼は掴んで防御すべき手首を持たない。ギロチンの場合は確認できてないが、恐らくは同じ理屈がまかり通り、かつ左腕を差し込む場合などは、グローブと付けた拳を持つよりも、鋭利な選択を持つことも確かだ。

打撃の防御などハンディキャップになるのも明らかだが、前述したようにとにかく荒いゲイジー──、本人はコントロールして戦っていると明言しているが、アグレッシブ過ぎて隙を見せることは往々にある。ゲイジーのパワフルだが荒い打撃を捌いて、接近戦に入ればニューウェル勝利もあり得るWSOFにとって初のNBC中継大会のメイン=豪腕×隻腕対決だ。

■ WSOF11対戦カード

<WSOFライト級選手権試合/5分5R>
ジャスティン・ゲイジー(米国)
ニック・ニューウェル(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・フィッチ(米国)
デニス・ホールマン(米国)

<バンタム級/5分3R>
コディ・ボーリンガー(米国)
パブロ・アルフォンソ(米国)

<ライト級/5分3R>
JZ・カバウカンチ(ブラジル)
メルヴィン・ギラード(米国)

<ライト級/5分3R>
TJ・オブライエン(米国)
ルイス・パロミーノ(ペルー)

<フェザー級/5分3R>
アレッシャンドリ・ピメンタウ(ブラジル)
ジェロッド・サンダース(米国)

<ウェルター級/5分3R>
グレゴー・グレイシー(ブラジル)
マウリス・サーモン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ケンドリック・マイリー(米国)
ジェイク・ヒューン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ネイマン・グレイシー(ブラジル)
ダスティン・ホリコ(米国)

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