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【LFC05】レジェンドFC出場、濱村健の意気込み

2011.07.06

Hamamura7月16日(土・現地時間)にマカオのグランドハイアット・マカオ、シティ・オブ・ドリームで行われるLegend Fighting Championship 05。同大会に出場が決まっている濱村健に意気込みを訊いた。

【写真】濱村健の対戦相手、ウォン・サイは散打がベースのファイター。いわば空手×カンフーの対決が、MMAルールで見られる(?)ということになるのか……(C) MMAPLANET

――今回、マカオで開催されるレジェンドFCに参戦が決まりました。この時期に海外、アジアの大会からオファーが届いたことをどのように感じましたか。

「格闘技界にもグローバル化の波がきていると思いました。海外の試合やアウェイの雰囲気は、自分的には得意だという感覚があります。僕自身、旅自体が好きですし、世界ケンカ旅 by 大山総裁ではないですが、やはりそこにはロマンを感じます」

――かなりこの試合に対して、気持ちも盛り上がっているようですね。

「色々な巡り合わせで、こういう機会を頂いたので、しっかり勝利して爪痕残さないといけないと思っています。せっかく、リスク多目のはみ出し人生を歩んでいるのなら、出来る限り色んな事を経験したいです。


世界中でMMAが盛んになっていると思いますので、世界の前に東洋太平洋という図式が成立するかもしれないので、このタイミングで、マカオで戦えるのは本当に良い機会だと感じています。

インターネットの普及で、意識的な距離感のなかで、世界が以前よりも近くなっているなか、これからは日本のファイターが外国で試合するのも普通になっていくのではないでしょうか」

――濱村選手にとっては、この試合も日本で戦う試合と同じように特別なものでないという気持ちも持たれているということですね。

「今一緒に練習させて頂いている白井さん、カズさん、小見川さん、善行さんも海外で強い選手と戦っていますし、ボクシングでも知人の山口選手が海外まで出向いて、WBOのタイトルマッチをしていますからね。

逆に、どすこいラズマゼなんてグルジア語しか話せないのに、日本で生活し総合に順応しています。腕があればどこでもやれるのがスポーツのいい所です。海外が上、国内が下、日本が上、アジアが下、という思考でいては時代遅れになってしまうのではないでしょうか。

サッカーでも、Jリーグの遠藤選手のような国内のスター選手、香川選手のような海外に活躍を求めたスター選手がいて、また切磋琢磨しあっています。格闘技界も、そうあるべきだと思いますしね。

サッカーも野球も、国内の真のトップ選手、そうでない選手、両方が外国でプレイしているのですから、格闘技もそうなって然るべきなんじゃないでしょうか」

――その国内での存在感を増すためにも、海外で戦って白星を持ち帰るというのは重要になってきますね。

「個人的には、怪我から復帰して、ずっと僅差の試合結果で、白黒が付いていない感じが続いているので、場所も相手も関係なくスカッと勝ちたいです!」

――6月5日のHEATでは、それこそ僅差の判定負けとなりましたが、空手ベースの独特なスタイルに磨きが掛かりつつあるようにも感じられました。

「自分なんて、どんな種類の空手の試合に出ても初戦敗退です。そんな僕の試合で、そういう風に言っていただくと、恐縮してしまいます(苦笑)。

僕にとっては、伝統派空手もフルコンタクト空手もMMAのつもりで、稽古してきたものです。先ず闘争(MMA)があって、空手があるんじゃないかと思うんです。相手を倒す為の空手であり、それ以上でもそれ以下でもない。

空手の古の技と言うのも理解できますし、達人の凄さやヤバさも肌で感じることができた機会もあります。ただ、空手の逆突きもボクシングの右ストレートも、突き詰めれば同じだと思うんです。体の使い方、基本は変わらないです。

中学の時に一緒に練習していた、伝統空手のアジアJr王者で、国体を制している片山晴香と、フランク・ライルズ直伝の宮本トレーナーのおっしゃる事は、体の使い方にしても本当に似通っています。つまり、人の殴り方は突き詰めたら同じ原理が存在すると思うんです」

――今でも空手家の方と練習することはあるのですか。

「先日も、片山選手と練習させてもらったのですが、足払いでコカされるわ、突きをバンバン入れられるは、顔蹴られるはと大変でした(笑)。空手恐るべしです」

――MMAではリョート・マチダ選手が空手スタイルの先鞭をつけ、特に伝統派空手への注目度が高まりましたが、濱村選手は気になる空手家は存在しますか。

「WKFの世界王者、アゼルバイジャンのラファエル・アガイエフですね。崩し、足払い、投げ、タックル、突き、蹴りが正に回転しています。空手家を名乗るならあれを目指したいですが、なかなか道は険しいですね」

――アガイエフは、ちょっと自分のイメージする空手ではないのですが、あのルールのなかで、最高の動きをする空手家だという印象はあります。

「ちょっと、やりすぎっていう感じはしないでもないです(笑)。ただ、僕は空手という言葉を理解していなかったのだと、アガイエフのKARATEに教わりました。

僕、グラップラー刃牙に出てくる愚地克己が言う『俺は空手じゃなくていい!』っていう台詞、あの言葉が好きなんです。突き詰めてシンプルに考えないと、僕の様な気の多い人間は迷ってしまいますからね。シンプルが一番強いと思います。真っ直ぐに蹴るっていう感じで」

――そういう言葉を聞いていると、濱村選手はやはり空手家ですね。

「自分自身、空手の腕前に関しては何とも言えるものではないのですが、敬友館の木村先生、成蹊館の奥山館長、正道会館の宮本健太郎さんと、打撃は空手家の先生方にしてか指導を受けていないので、もう毛穴から空手臭が出ているのでしょう(笑)」

――では、マカオでの試合頑張ってください。

■LFC 5対戦カード

<ウェルター級選手権試合/5分3R>
ベ・ミョンホ(韓国)
ロッド・マックスウエイン(ニュージーランド)

<バンタム級選手権試合/5分3R>
ゾ・ナムジン(韓国)
ヤオ・ホンガン(中国)

<ライト級/5分3R>
ロブ・ヒル(豪州)
ナム・イチョル(韓国)

<ウェルター級/5分3R>
アレックス・ニウ(米国)
リ・ジンリャン(中国)

<フェザー級トーナメント1回戦/5分3R>
川那子祐輔(日本)
マーク・ストリーグル(フィリピン)

<ウェルター級/5分3R>
濱村健(日本)
ウォン・サイ(中国)

<フェザー級トーナメント1回戦/5分3R>
フランシーノ・チルタ(米国)
ウ・チェンジェ(中国)

<ミドル級/5分3R>
ヤン・ヘジュン(韓国)
パット・クローリー(ニュージーランド)

<バンタム級/5分3R>
スン・ミンエン(台湾)
ヴィンセント・シュウ(香港)

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