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【UFC126】KID判定負け、UFCデビュー戦は厳しい船出に

■第4試合 バンタム級/5分3R
デミトリウス・ジョンソン(米国)
Def.3R終了/判定
山本“KID”徳郁(日本)

KID・YAMAMOTOとコールされた山本“KID”徳郁。距離を取り、間合いを測るKIDは、ジョンソンが前に出てくるのをじっと待つ。そのジョンソンの前進に、右フックを合わせたKIDだが、これはクリーンヒットせず。

距離が詰まったところで、ボディを見せたKIDに対し、ジョンソンもパンチを返していく。ジョンソンの右ハイは空振に終わり、直後のテイクダウンダウン狙いを切ったKID。静かな立ち上がりに、場内からは徐々に口笛が飛び始める。


踏み込んで大きな右アッパーを見せたKIDは、ここにテイクダウンを合わされるも、すぐに立ち上がる。ジョンソンの左に左を合わせたKIDだが、踏み込んで放ったパンチに再びテイクダウンを合わされてしまう。

今度はキャンバスに背中をつけたKIDは、ここでも焦ることなく立ち上がるが、直後にヒザを受けそうになり、体をそらせたところでパンチを受けると、ハイキックをよけながらも後退を余儀無くされる。KIDの左にまたもテイクダウンを合わせたジョンソン、ハーフから潜るKIDは、致命的な攻撃は受けなかったが、ポイントを譲り、UFC最初の5分を終えた。

2R、KIDのパンチに大きくステップバックするジョンソンは、テイクダウンを狙い、さらなるKIDの踏み込みを待つ。今度はKIDがジョンソンのパンチに合わせて組みつくが、テイクダウンには至らない。と、ジョンソンの右ローがKIDの急所を直撃し、試合は一時中断する。

やや疲れたような表情を見えたKID、直後のテイクダウン合戦からスタンド戦へ戻るが、なかなかペースを掴むことができない。ようやくKIDのパンチを受けて、ジョンソンが動きを止めるシーンもあったが、すぐにステップワークが再開し、テイクダウンを奪うことに成功する。

立ち上がったKIDの肩、首に汗が光る。ジョンソンのパンチに右を振るったKIDだが、大きくバランスを崩すと、直後にテイクダウンを奪われてしまう。立ち上がるたびに疲労の色が濃くなるKIDは、ジョンソンのテイクダウンに首への攻撃で受け止めようとするが、捉えることはできない。

最終回、逆転にはKOが必要なKIDだが、なかなか距離感が掴めないでいると、またもテイクダウンを許す。潜りからシングルを仕掛けるKID、ジョンソンは削る目的を果たしているため、寝技に固執はしない。前に出てきたジョンソンを受け止め、KIDは投げを打つも、すぐに距離を取ったジョンソンにパンチをヒットさせることはできない。

再び寝技の展開となり、KIDは潜りを見せると、ジョンソンのギロチンに首を取られる。残り90秒、ケージを背にしパンチを受けて、テイクダウンされたKID。立ち上がって首相撲からヒザを突き上げるも、ステップバックで距離を取ったジョンソンを追いかけたKIDだが、ここででテイクダウンを許す。最後の10秒、キャンバスに背中をつけたままのKIDは、ラウンド終了と同時に厳しい表情を浮かべた。

ジャッジの裁定は30-27が2人、29-28が1人でジョンソンが勝利。KIDは思い描いた試合をほぼ完封され、厳しいオクタゴンでの船出となった。

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