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【BFC13】らしさ爆発、アグレッシブ・フエルタ復活V

2010.04.10

Huerta■ライト級トーナメント一回戦/5分3R
ロジャー・フエルタ(米国)
Def.3R56秒/ヒザ十字
チャド・ヒントン(米国)

【写真】格下のチャド・ヒントンを相手に、かつてのアグレッシブ+ハチャメチャさを復活させたロジャー・フエルタは、持ち味を発揮し一本勝ち (C) BFC

唯一スポーツイラストレーテッドの表紙を飾ったMMAファイターとコールされたフエルタ、対戦相手のヒントンはキャリア6戦6勝と無敗のファイターだ。サウスポーに構えるヒントンに、まず左ローを見舞ったフエルタだったが、上半身が発達しているヒントンに組みつかれケージに押し込まれる。

態勢を入れ換え、ヒザを突き上げるフエルタは、ケージ際での攻防を嫌い距離を取ってパンチを狙う。ヒントンが左ハイを失敗し、バランスを崩したところで、フエルタはパンチを打ち込みバックに回ろうとするも、ヒントンが胸を合わせ小手投げを狙う。

と、ここでフエルタは前転から足を突き上げスイープ。態勢を崩しながら立ち上がったヒントンは、首相撲からヒザをボディに突き上げるが、フエルタは怯むことなくフックとアッパーをヒットさせる。


攻める気持ちが強すぎて、体が前傾になるフエルタ。ヒントンにテイクダウンを許し、がぶられながらも立ち上がるとケージにヒントンを追い込んで、なお右フックを被弾する。

持ち前のアグレッシブさが仇となり、ケニー・フロリアンに完封を許し、UFC最終戦では手堅い戦法を取るようになったフエルタ。だが、ベラトールという新天地を得て、その積極性も復活。ヒントンにテイクダウンを決められても、その攻める姿勢は揺るがない。ヒントンがバックに回りチョークを狙うが、冷静に前方に振り落としたフエルタは、トップからパウンドを落とし初回を終える。

2R、ヒントンの蹴りをキャッチし、左右の連打を叩き込んだフエルタ。トップを奪うと、パスを狙いつつパウンドを落としていく。ヒントンはアームロックを狙うが、腕を引き抜いたフエルタは豪快なパウンドを連打。一旦、距離をとって飛びこみながら、さらにパウンドを顔面に叩き込んだフエルタは、ヒントンのハイガードを担いでパスを狙う。

しかし、ほとんど足がきかなくなったヒントンのガードは効力がなく、パスをしなくても拳が顔面に届く状態になっている。それでもパウンドの追撃から、敢えてパスを成功させたフエルタ。足を一本戻されてもパウンドの勢いは止まらない。口を大きく開けて、苦しげな表情を浮かべるヒントンから、フエルタは残り10秒でマウントを奪ったが、フィニッシュには時間が足りず試合は最終ラウンドへ。

3R、ヒントンは思い切り後ろ回し蹴りを見せるが、次の蹴りを掴まれ、バランスを失ったところでフエルタのパンチを浴びる。殴られるとすぐに組みつくヒントンに対し、フエルタは距離を取り、左ミドルからケージに詰まった対戦相手に飛び蹴りを見せる。ヒントンはなんとか、フエルタの着地とともにバックへ回りこむが、ここでフエルタは、前転し、さらに両足でヒントンの体を蹴り上げてトップを奪う。

前方回転のまるで逆巴投げのような破天荒な動きに、コメンテーターは「サマーソルト」と絶叫する。いよいよエンジンがフル回転状態となったフエルタは、ヒントンのシングル狙いも、左足を掴んでトップをキープし、鉄槌を振り落とす。顔面を殴られるのを嫌い、腰に両手を回しバックにつこうとしたヒントン。フエルタは目の前で無謀に放置されたヒントンの左足にヒザ十字を極め、タップを奪った。

アグレッシブ過ぎる――、らしい攻撃を見せたフエルタ。シーズン2を盛り上げるベラトールFCの中心ファイターが、彼であることは間違いない。

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