＜フライ級／5分3R＞
ブローガン・ウォーカー・サンチェス（米国）
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
ミランダ・マーヴェリック（米国）

無敗同士のフライ級戦。右ローを蹴ったマーヴェリックに対し、サンチェスは組んでヒザを見せる。ケージ際でのクリンチから離れると、打撃戦からマーヴェリックが組んでケージへ。投げを狙ったマーヴェリックに対し、腰を落として耐え上を取ったサンチェスはがぶってヒザを突き上げる。

立ち上がってケージにサンチェスを詰めたマーヴェリックだが、テイクダウンは奪えないまま距離を取り直す。サンチェスは左の蹴りを多用し、右ジャブを伸ばす。対してマーヴェリックは徹底して組み狙いで、シングルレッグでテイクダウンに成功する。残り1分、クローズドガードの中でマーヴェリックは効果的な攻撃を見せることなく初回が終わった。

2R、初回と同様にシングルレッグでテイクダウンを奪ったマーヴェリックに対し、サンチェスはヒールフックの形に。逆にマーヴェリックがヒールを仕掛けるとサンチェスは体を捻ってヒザを抜きトップへ。ヒールにこだわり、反応の遅れたマーヴェリックはマウントを許し、背中を見せる。マウントに戻ったサンチェスは鉄槌を入れ、背中を再び預けたマーヴェリックにパンチを連打していく。

マーヴェリックの動きに合わせてマウントとバックを行き来していたサンチェスだったが、残り80秒で前方に落とされる。ハイガードのサンチェス、マーヴェリックは左エルボーを落とす。さらに鉄槌を落としたマーヴェリック。判断の難しいラウンドとなった。

最終回、前蹴りから組んだサンチェスが離れて右ジャブ、さらに細かいパンチで前に出る。マーヴェリックはダブルでサンチェスをケージに押し込むが、体を入れ替えられスピニングバックフィストを被弾しそうになる。間合いが離れると、シングルレッグで突っ込みすぎたマーヴェリックは、サンチェスにトップを奪われる。

サイドで抑え、バックに回ったサンチェスはマーヴェリックが立ち上がると、組みに固執せずリリースして前蹴りを繰り出す。マーヴェリックの左フックに、右フックを返したサンチェスが打撃の勢いが上回る。終盤、ケージを背負ったマーヴェリックに連打を繰り出したサンチェスが、3-0で判定勝ちした。大和魂Tシャルで戦ったグアム在住のサンチェス、これでMMA6戦無敗とした。

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